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#ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと『未来予想図』
私を降ろしたあと
角を曲がるまで見送ると
いつもブレーキランプ 5回点滅
ア・イ・シ・テ・ルのサインきっと何年たっても こうして変わらぬ想いを
持っていられるのも あなたとだから
ずっと心に描く 未来予想図は
ほら 思った通りに かなえられてく
ほら 思った通りに かなえられてく
Dreams come true
現実の点だけでみるのではなく、その点の先にある未来を予想していけば、このようなドラマは生まれるのでしょうか?
いやいや、現実はそんなに甘くないですよね…
未来を予測するのは、なぜ難しいのでしょうか?
多くは未来を見誤ります。
私たちの社会がどのように変化していくのかは、現在の社会を眺めていてもわからないのです。
そして、人類は、いつも未来を予測し、その予測を外してきました。
インターネットが発達し、ビジネス環境のスピードが目覚ましくはやくなりました。
そのため、ビジネス環境の変化も劇的に変化しています。
今までのように計画通りにうまくいく確率は非常に低いものになっています。
そんな時代を表現するためにVUCAという言葉が生まれています。
変動性(V:Volatility)、不確実性(U:Uncertainty)、複雑性(C:Complexity)、曖昧模糊(A:Ambiguity)
そして新型コロナウイルスの感染拡大が追い討ちをかけます。
先が見通せない世界において、コロナのパンデミックは、現在至上主義に拍車をかけました。
この危機的状況を乗り気こえるために目先のことにしか集中せざるを得なくなっています。
しかし、これはある意味チャンスと捉えるべきではないでしょうか?
もしかしたら、今こそ先見の明を持って対応することによって未来は開けるのではにでしょうか?
なんて考えてしまいます。
では、どのようにすべきか?考えてみたいと思います。
少し前には、リーンスタートアップのようなリーンスタイルの経営が流行りました。
変化に対応しながら、ビジネスを推進する「リーンスタートアップ」のようなリーンスタイルの経営手法です。
しかし、環境の変化に対応するために多くの企業がリーンスタイルの経営にシフトしていけば、市場での競争はさらに激化します。
このような環境をハイパーコンペティション(超競争)といいます。
変化のスピードが、はやすぎる現在においては、常に変化に対応していくだけの経営では、後手後手にまわり、競争優位はなかなか築けません。すぐにコモディティ化してします。
これからの時代一番に注意すべきはコモディティ化の恐怖との戦いのような気がします。
もっと、大きく捉える必要があるのではないでしょうか?
パーパスやナラティブという言葉も流行しています。
そんな中、リーダーの責任は重大です。
ここでの意思決定がこれからの未来のあり方を意味します。
そこで、必要なスキルが戦略的な洞察力(Strategic Foresight)ではないでしょうか?
シナリオ・プランニングのような手法によりリスクを減少させることは、ある程度は可能だと思いますが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を誰がシナリオとして予想して計画に組み込んだでしょうか?
シナリオプランニングとは、未来の姿をストーリーを用いて、現在の概念を問い直し、現状の捉え方を見直す手法です。シナリオプランニングはあくまでも未来の予測ではありません。起こりうる複数の未来を探ることによって戦略の策定に役立てるというモノです。
想定できないようなことが頻発するような環境下には、どのシナリオも破綻した場合のシナリオというのが必要なのではないでしょうか?
その際に実行する戦略としてダイナミック・ケイパビリティが有効だと考えています。
シナリオプランニング+ダイナミック・ケイパビリティです。
これからの時代は、変化に先まわりすることが重要で、その変化が起こった時に適切な場所にいることが重要です。
そのためには、課題を点ではなく、線で捉えるということが必要になってきます。
現在の環境で起きていることに対応することは、点でしか捉えていないということです。
いま起きている環境の先にどういうことが起きる可能性があるのか?
そのシナリオを線で捉える必要があるのではないでしょうか…
健在化している課題を解決することだけでなく、その課題の先にある未来に目を向けるべきです。
さらには、ただ現在の課題解決のまま、線を伸ばしても意味がないのです。周りの環境も変化していきます。そこを考慮しなければなりません。
現行の市場環境のまま成長、拡大していくわけではないのです。
競合、取引先、新規参入、顧客、競合他社、そしてテクノロジー等も、もちろん変化してきます。そこを加味しないと間違いを犯すのです。
今回のコロナで大きく社会環境が変わりました。今まで進まなかったなものも一気に加速する可能性があります。
もう一つ先の未来を見据えた戦略を立てていかなければなりません。
それは、未来志向であり、目的志向でなければならないことということです。
現時点の点での課題やソリューションではなく、その点を線に伸ばした時にどうなるのか?
そこを考えなければいけません。
そして、適切な場所で待つということですね。
そうすれば、未来予想図は描けるのかもしれないですね。
Dreams Come True
おしまい
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