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『今更ながらフードデリバリーをちゃんと考えてみる』

前回は、ゴーストキッチンをちゃんと考えてみました。
その記事はこちらです。

今回は、そのゴーストキッチン業態の成長を後押しすることになっている、「フードデリバリー」について考えてみようと思います。

みなさんも、フードデリバリーを使ったことがあるという人も多いかと思います。
フードデリバリーとは、ざっくりいうと「飲食店のメニューを配達員が自宅に届けてくれるサービス」です

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フードデリバリーの業態は、新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食店の営業自粛、リモートワークの推奨もあり、一気に市場規模が拡大しました。
これは、人口動態は変わっていないことから、基本的には胃袋の数は変わっていません。胃袋に届くプロセスが変わったということです。

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 ↑ こんな感じですね〜

さて、フードデリバリー市場はどんな状況でしょうか?
国内のフードデリバリー市場は、以下のように2022年に6,303億円、2023年に6,821億円に拡大するという予測です。

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もう一つ、国内外におけるフードでリバー業界の勢力図をみてみましょう。
以下のような図です。日本国内にもUber Eatsを中心に外資系のフードデリバリー業態も参入してきています。

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では、この成長市場には死角はないのでしょうか?
そんなことはなく、問題や課題も多いのです。

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タブレット導入問題や手数料の問題は、飲食店側からは大きな問題になっています。
外食店の店舗ではフードデリバリーのタブレットがズラっと並びタブレット祭りです笑

また、配達員とのトラブルも絶えません。
例えば、配達員は突然キャンセルして取りに来ないケースもあり、その際はお客さまからのクレームやコンプレは店舗が対処しなければならないことも多々起きているようです。

ただ、今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、デリバリー事業は大きく伸び、その顧客接点を放棄することは、顧客離れにつばがるため、料理の提供者側も自社で配送のリソース持たない企業はこうしたフードデリバリーに頼らざるを得ない状況です。

ゴーストキッチンと同様に急激に成長する市場は競争が激化しています。また、成長のスピードに追いつかず、さまざまなところに歪みや問題が生じると思いますが、それを乗り越えてながら成長していくことにより一つの業態、市場として認められていくのだと思います。

ということで、今回は「ゴーストキッチン」「フードデリバリー」についてちゃんと考え直してみました。

おしまい


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