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#ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと 『偶然の一致と偶然の閃き』

「おーー、いま電話しようと思ってたんだよ!」

「えっ!こんなところにあったの?」

「シンクロニシティ」という言葉があります。
「セレンディピティ」という言葉があります。

「偶然の一致」と「偶然の閃き」です。

偶然の一致(シンクロニシティ)
偶然の閃き(セレンディピティ)

この2つに共通する事は「偶然」です。

では、実際には何が異なるのでしょうか?

「シンクロニシティ」
意味のある偶然の一致。
日本語では「共時性」
例えば、ある人に電話をしようとしたらその人から電話がきた。
夢で見た出来事が翌日起こった。
「セレンディピティ」
ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることです。
素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。
また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけることだったりします。こちらは見つけようと意図したけれど、違うものが見つかることですね。


シンクロニシティとセレンディピティの個人的なイメージとしての使いわけとしては次のようにしています。

「運命を感じる」=>シンクロニシティ

「驚きを感じる」=>セレンディピティ

セレンディピティによるイノベーションが取り上げらます。

セレンディピティは、そのシステムやメカニズムは、完全には解明されていません。何か、優秀なイノベーターだけが暗黙知として「セレンディピティ」という特殊能力保持しているのでしょうか?

実際はそうなのかもしれませんが、単なるスピリチュアル的な偶然で片付けるのも乱暴かと思います。

このセレディピティのメカニズムが解明でき、再現性が示せれば、イノベーションも起こりやすくなるのではと思ってしまう今日この頃です。

セレンディピティが生み出す、イノベーションは強力です。

では、この強力な能力は、限られた人にしか宿っていないのでしょうか?

脳の作りが特殊であるとか…?
神からのお告げが降臨するとか…?

個人的にセレンディピティによるイノベーションは特殊能力ではないと考えていますが、セレンディピティの背後には、膨大な努力とセンスが隠れているような気がしてなりません。

センスメイキング理論で説明されるような思考や行動が必要になってくると思います。
こちらも参考にしてもらえると嬉しいです。

セレンディピティによってイノベーションを創造している人は次のようなことをしているのではないでしょうか。。。

・まずは、あらゆる知識をインプットしている(メディア、本、SNS、人:人脈等)
・そして、それをアウトプットしている(話す、描く、書く、踊る、歌う等)
・さまざまな事象を観察し感知している(環境、顧客、市場、人、モノ、身の回りに起こっていること、その他いろいろ)
・そして感知したものを行動に移してみる
・変化する、自分自身を変化させる、環境を変化させる(コンフォートゾーンをズラす)
・組み合わせる(知と知の融合、知の深化と知の探索)
・組み替える(インプットしたものをぐちゃぐちゃに混ぜ合わせて組み替える)
・意味づけする

このようなことを順不同でバラバラに実施しているような気がします。

イノベーションにおいて、偶然が重要な要素となるセレンディピティに関して、偶然の役割は、
「偶然が、真理を示し、人がそれに気付くこと」もしくは「偶然が思考の触発契機となり、潜在的な思考において、創造が瞬時に成就すること」です。

思考を継続させ、何かの偶然(セレンディピティ)を機にイノベーションは起こるということです。
その偶然(セレンディピティ)の機会を作ることがイノベーションにつながるのではないでしょうか?

ここで、一番重要なことは、「思考を停止しない」ということです。

これを苦にせず実施することが、特殊能力ではないでしょうか。この特殊能力を上げるとすれば、努力を惜しまない(努力と思っていない、ワクワクする)、忍耐が苦にならない、セレンディピティを手放さない発想力、構想力、感性
そしてそれを実現する行動力です。

変化が激しく、大量の情報が氾濫する現代において、到来する幸運の数も増大しているはずで、それを見極める目利き力の重要性も高まっています。

ここに必要な事は、ワクワクする事です。

ワクワクすることによって、コンフォートゾーンが自然とズレ、スコトーマ(盲点)が外れ、今まで見えなかったものが見える。これが偶然の発見となって現れるのではと考えています。

そして、偶然現れた発見を捕まえるために常に思考し続けることが重要です。

他人に言われたり、上司に言われたりしてやるのではなく、自ら能動的に動いて実施していかなければならないと思います。

もし、本当に自分でイノベーションを起こし、実現していきたいのであれば、それは自分でその環境を作る必要があるかもしれません。

以前のnoteでも記事にした、「ワクワクすることそれがもっとも生産性向上につながる」も参考にしてもらえたら嬉しいです。


偶然に出会った時のために思考し続けること、そして、セレディピティを起きる機会を作ること、これがセレンディピティによるイノベーションだと思います。

セレンディピティとシンクロニシティについてでしたが、ほぼセレンディピティの話しで終わりました。

しかし、個人的には「運命を感じる」シンクロニシティの方が好きです。


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