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「トーキョーニンジャ・ユニT」

彼らが、トーキョーを守っていることを人々はまだ知らない。

オオサカニンジャ、

ヨコハマニンジャ、

サッポロニンジャ…

日本にシティニンジャは数いれど、他の追随を許さないのがトーキョーニンジャ。

光が強ければまた、闇もその陰影がはっきり浮かび上がるように、

華々しい世界と、アウトローな裏の道が密接に絡み合うスーパーシティで重要な任務にあたっているのがトーキョーニンジャ。

古来の忍者のまま呼ぶのは相応しくない程に、能力も格段に進化したのが「ニンジャ」でして。

よりサイバーな武器をも駆使して、地方のシティニンジャは勿論、各国のスパイや、国家転覆を目論むアンダーグラウンド勢との死闘を日夜繰り広げています。

夕陽を背にしながらビルの合間を飛び回る俊敏性と、

クナイや手裏剣よりも脇差の一振りで敵をなぎ倒す豪腕さを併せ持ち、

かつてトーキョーがまだ江戸だった頃、幕府に仕えた忍、御庭番衆のDNAが組み込まれているそんなトーキョーニンジャ。

犯罪都市の裏道で、汚れ仕事を買って出ることから、彼らの存在を知る者達からは通称「ドブネズミ」と呼ばれ、

誰よりもトーキョーを愛し、

誰よりもトーキョーの為に、

誰よりも闇に紛れる。

それこそが、トーキョーニンジャ。

………

後輩が着ているのを一目見た時から、このトーキョーニンジャTシャツには惹かれるものがありました。

僕の脳内ではこんな設定で早くもアニメ化されて、激しいOP映像が流れ出しています。

そんなトーキョーニンジャTシャツを、世界一周の旅前に、後輩がプレゼントしてくれました。

「世界にトーキョーニンジャを知らしめて下さい。」

後輩は全くそんなことは言ってなかったですけど、そんなメッセージとして受け取りました。

世界各国でトーキョーニンジャTを着用していたのですが、

ラマダン期間中、日が沈んだ後のモロッコの広場で、若い兄ちゃんに1回だけ

「俺、ニンジャめっちゃ好きだぜー!格好いいよなー!」

と、褒められました。

かろうじて、世界に知らしめることが出来たと思います。

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