見出し画像

清風堂のおすすめ vol.10(2023/11/11)

こんにちは、清風堂書店の谷垣です。
ここ最近は、イベントの配信環境を向上させるべく機材まわりの勉強をしています。次回のイベントでは配信はしない予定ですが、それ以降のイベントに間に合わせるようにしたいです。いかに低予算で環境を構築するか…。現地の方だけでなく、配信で見ていただいている方にもストレスのない環境をつくりたいとおもっています📹


これから出る本

『万博崩壊 どこが「身を切る改革」か!』
西谷文和/せせらぎ出版

 ”ムダしか生まない、問題だらけの万博に向けて、何千億円をヘドロの海に捨てる。どこが「身を切る改革」か。維新の暴走を止めるために。いま多くの方々に求められている、待望の1冊です。”たつみコータロー・内田樹・金子勝との対談も掲載。12月中旬発売予定。
 メキシコをはじめ5か国が徹底の意向、というニュースもありました。ですよねー。もう中止でええやん。維新政治に対する怒りももちろんありますが、正直それ以上に「恥ずかしいからやめてくれ」という気持ちが強くなっていく今日この頃です。

『密航のち洗濯 ーときどき作家』柏書房

 ”極貧の生活、過酷な肉体労働、狭すぎる家。命を削って自伝的要素の色濃い作品(そしてプライベートな日記)を書き続けた彼は、同時代の在日朝鮮人たちが書かなかったこと(書き得なかったこと)を書いた。彼の人生はどうだっただろうか?残された家族の人生は?過去を再構成することを通して、その背景にひそむ、植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダーなど、様々なテーマに迫る。未だかつてない紀行ドキュメントの誕生!”

 「ニッポン複雑紀行」(編集長・望月優大)の書籍化プロジェクトとのこと。書籍の内容とは別ですが、以前出た記事がおもしろかったので、ぜひ読んでみてください。

『おてあげ 第2号』困ってる人文編集者の会

 今回の特集は「がまん」。ちょうどこの記事が出る11月11日、文学フリマ東京で初売りとなります。その後、当店にも入荷予定。一般の書店では手に入りにくく、かつ大阪では取り扱いの少ないものとなります。実物を見てみたいという方はぜひ。
 一足先に献本していただきました。ちなみに巻末の「おてあげ通信」に、私の書店で働くなかで感じる困りごとが掲載されています。きっと同じように困っている方もいらっしゃるはず。求ム!書店員!

青い蟹の表紙がかっこいい!

当店でYOUTUBEの撮影がありました

 当店のサブカル棚をバックに、田辺青蛙さんが呪物を紹介するという動画が公開されました。ちなみに以前、当店で開催した怪談イベントにもご出演いただいたこともあります。この撮影が行われたときも、まさに「実話怪談フェア」が開催されていたタイミングでもありました(※現在「実話怪談フェア」は終了しています)。
 動画内では、人魚のミイラや妖精の化石など、田辺青蛙さんの呪物コレクションが次々に披露されています。読者やファンの方から譲り受ける(送り付けられる)ことも多いのだとか。そのなかでも個人的にツボだったのは「鎌」の話でした。
 そして、当店の店長肝いりの「サブカル棚」もすこし紹介していただいています。田辺さんのおすすめは、笠間書院から刊行されている『日本怪異妖怪事典』シリーズです。北は北海道から南は九州・沖縄まで。伝説上の妖怪だけでなく、現代にみられる怪異まで紹介されています。

 怪談フェアは毎年夏の開催ですが、サブカル棚は通年ご覧いただけます。ほかではなかなか見れない棚だとおもいます。動画もあわせて、ぜひご覧ください!

お知らせ

こちらのイベントがいよいよ迫ってきました。会場参加限定です。お申込みをお待ちしております!

<概要>
2023年11月21日(火)開場:18:40/開演:19:00
『言葉の風景、哲学のレンズ』&『〈公正〉を乗りこなす』W刊行記念
三木那由他×朱喜哲
「言葉がおこす事故、会話がもつ希望──ゆるい言語哲学対話」

●入場料
参加費:1200円

●会場
大阪市中央公会堂6・7・8会議室(2F)
〒530-0005 大阪市北区中之島1丁目1番27号2F

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?