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原点回帰:振り返る機会をつくる

楽天を立ち上げて10年目に出来た伝説のプログラム。
このプログラムで人生が変わった方もいらしたはず。
短く要点を絞りつつ、でもあの温度感も伝えたい。

伝説のプログラム:SOY TRIP誕生

楽天市場では創業以来、活躍し成果を出された店舗さんを表彰する。

2006年からその店舗さんを海外へお連れすることに。
それまでは祝賀イベントとWEB上の特集程度。
自主的に受賞店舗さんが個々に賞を武器に商売へつなげられていた。

2005年に数年前に新卒として入社してくれた仲間が「店舗さんを西海岸へ連れ出そう」という企画をリードしてくれ、今も続く伝説のSOY TRIPというプログラムが生まれた。

このプログラムを終えて成田空港に到着した時に「この10年で一番いい仕事をした」って仲間に話したことを今もよく覚えている。それくらいに感動の時間だった。

原点回帰の機会演出

日本にいると日々の運営が頭から離れない。
ちょっとした連絡を取り合ってしまい没入しづらい。
そこで海外へお連れして24時間拘束するという暴挙。

当時すでにシリコンバレーには有数のネット企業があり、その地を店長さん(社長さん)達と視察するのだが、その時のテーマが「原点回帰」だった。

単なる視察ではない。目的はただ1つ、原点回帰。

自身が何のためにビジネスを始めたのか?
ネットショップにした時に考えた目標は?
楽天市場に参加した時の野望は?

過去、自身が定めた目標やその背景にある目的。
目の前のお客様に全力で向き合い、
日々の業務を全力でやっているからこそ、
記憶のどこか片隅に追いやられたている原点。

視察をすることで「そうだった!俺の起業の原点は・・・」って気づくことを意図した旅。その成果は我々の想像をはるかに超えていた。

原点回帰の価値を増幅させる環境

日中の視察で受けてきた刺激の数々。その温度感も冷めないうちに夜の懇親会の席で語る。全然時間が足りずに夜通しホテルロビーで語り続ける。

全身全霊で業務にあたり、全力疾走で駆け抜けている方々。当然のことながら熱量がハンパない。お互いの知見をぶつけあうように刺激を与えあう。

原点回帰だけでも価値は十分なはずが、その何十倍もの価値を引き出しているのは同志たち。

ネットショップで天下を取るくらいの勢いの志士たちが日付を超えても話すことをやめない。昨夜も語って睡眠不足のはずが、その火は勢いを増している。

たった数日のプログラムだったにもかかわらず、数ヶ月以上のエネルギーを費やした気がした。

機会はつくるもの

長くなってきたのでポイントの整理。

・何事も原点があったはずが忘れがち
・原点を振り返る機会「原点回帰」は定期的に必要
・その際には環境を変えるのが手っ取り早い
・刺激し合える仲間と一緒にやると相乗効果が得られる

このプログラムはその後も多くの仲間によって進化し続け、毎年毎年数々の伝説を生み出していくことになる。どこかでその伝説のいくつかをお披露目したい。

おまけ

本当は違うことを書こうと思ったのに、書き出したらまたしても背景説明側の話で終わってしまった。

本当は、この旅がNo.1(社長や店長)向けなんですが、彼らの右腕だけを集結させたNo.2向け「Jr. SOY TRIP」の話を書くつもりだったんです。それはまたどこかで。

引き続きnoteがんばりますので、
また、スキとフォローをよろしくお願いします。

ちなみにまだ「10歳旅・15歳旅・20歳旅のススメ」を読まれていない方がいらしたら、こちらも是非。「子どもと旅、行きます!」と、かなり反響いただいております。