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第1010回【圧巻人生日誌 日々是成長】(2024/3/6)▲▲ヒエラルキーの最下位でも、泥臭系要員でも得られることはある▲▲


6日はビジネス仲間のFさんと組手(1ON1)でした。
Fさんは大手商社にお勤めの傍ら、
ご実家のご商売の今後についても真剣に考えられており
私もたくさん勉強させて頂きました。


お話をしていて共通の話題として出てきたのが、
お互い何かと泥臭い仕事をしてきた
ということ。

Fさんは大手商社にいらっしゃるので
恐らくスマートなお仕事
(商材を海外から大量に輸入して
 メーカーなどに販売する、というイメージ)
ばかりなのかと思いきや、
船運が遅れたのでお客様へのお詫び行脚に始まり
輸送のトラックが建物に突っ込んだので
謝る&対策案を提示するなど、
なかなかの泥臭さにシンパシーを感じてしまいました。


というのも
私が新卒で入社した会社の職務は
メーカー系IT企業の営業職でしたが、
社内にヒエラルキーがあったんですよね。
その名も「士農工商」
商人である営業は、
会社の中で一番ヒエラルキーの最下位。
それが当然と思っていましたが、
他の会社の方からすると信じられないそうです。
(そりゃそうですよね、
 仕事取ってくるのに虐げられるとはオカシイ・・・)
社内調整とか関係機関の調整とか、
スマートな営業ではないことは沢山してきました。


私も物流の都合には
かなり振り回されることが多かったので
トラックの遅延でお客様に怒られて謝ったり、
車両がお客様の車止めに突っ込んで破壊し
ただただ謝るなど、
色々各種の泥臭営業をやってたんですよね。

それでも、泥臭系の中でも一番事後的には勉強になったのが、
お客様へ謝る行為でしょうか。


システム屋なのでトラブルが起きることなんて
そもそも当たり前なんですが、
(そのためにフォールトトレランスとかに
 しているわけですが)
本当にシステムがズッコケてしまった時は
解決するまで軟禁されたこともありました。
(忘れもしない、
 品川の港南口にあるN〇〇データさん)


こういうケースは、必ず謝り方のコツがあるものです。
お客様が知りたいのは
原因と事後策ですから、
その2点にフォーカスして謝りつつ報告する。
ある意味起きてしまったことはもう仕方ないのです。


当初は軟禁されて毎日怒号が飛び交う
針の筵状態でしたが、
上記の原因と事後策を分かっている所からでも良いので
報告を挙げていくと
お客様の対応がソフトになっていくものなのです。
懐柔策とも言う)

最後は自分の社内で誰も味方してくれなかった(逃げられた)ので、
自分で全部段取りしてお客様側にも根回しして
クロージングまで持っていったのは
今となっては良い思い出です。


そう考えると、
これらの泥臭系仕事の方が
今の私には役立っているようにも思えます。
経験値は間違いなく上がりますからね。
加えて誰もやりたがらないから、重宝がられる。

スマートな仕事しかしてないぞ、
という方は一旦立ち止まってみられるのもいいと思いますし、
泥臭要員になっている方は
唯一無二の戦闘力が蓄積中と思われてよいでしょう。

そんな若き頃を思い出したのでした。(今も若いけど)

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


こんな仕事やってて意味あるのか?
と思える仕事にこそ、
事後的に大きな意味が付与される。
時にそれは
「泥臭い仕事」とも言われるが、
泥臭いことを淡々とこなせることにこそ
価値があるだろう。
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