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第996回【圧巻人生日誌 日々是成長】987(2024/2/21)▲▲性格・人格が大事▲▲


人として生きていくうえで、
性格や人格は能力以上に大事かと思います。



今日もダイソー創業者の矢野さんの自伝から。

一旦、以下引用。

ある日、母親が2人の子供のために新しい服を与えた。片方の子は、見た目がよく、軽くて暖かいといってすぐに新しい服を着て、古い服を行李(こうり)に押し込めた。古い服はカビだらけになり、新しい服は早々に着崩してしまった。もう一人の子は母親の厚恩を感謝して、新しい服を冠婚葬祭のような改まった場所で着るために取っておき、古い服がまだ着られる間は日常着として用いた。
母親が新しい服を大事にしまってくれた子の方を「私の与えた物をこんなにも大事にしてくれる」と思って満足し、もう一方の子に対しては「なんとぞんざいに扱うことか」と嘆くのは明白である…。

これは幸田露伴の『努力論』
一節だそうです。
(まだ読んだことがなかった)


この話を受けて矢野さんは、
我慢を積み重ねられて、性格がいい奴が
神様に好かれるものだ、と仰っています。

ちょっとした我慢も積み重ねられると
充実感すら味わえるし、
グッとこらえる鍛錬の繰り返しで
立ち居振る舞いすらも変わるものだ、と。


矢野さんはこの感覚を
おじいさん・おばあさんから教えてもらったそうですが、
振り返れば私もおばあさんと過ごした短い時間に
仏壇に手を毎日合わせなさい、とか、
人の家に行ったら靴をそろえなさい、などを
知らず知らず教え込まれた気がします。


私は親世代に比べれば
何不自由なく育てられたとはいえ、
欲しいものが何でも手に入る訳でもなかったし
我慢を強いられるケースは多々ありました。
(我が家は、ファミコンが無かった)

この適度に我慢をする経験は、
大学生になって親元を離れた際に
とても発揮されたような気がします。


とにかく学生時代の私は貧乏でしたから、
新宿から当時住んでいた府中まで
帰る電車賃(確か240円)すら無く
歩いて帰ったこともしばしば。(約20キロ)

電車賃もないから
気軽に飲み物を買えるわけもなく、
欲しいものが欲しい時に変えないのは
こんなにも辛いのか、と思った記憶があります。


私の周りにいた友人は
自分で稼いでいたのか?親のすねをかじったのか?
学生とは思えない高そうなスーツ着てるのもいましたが、
なんせカネがないから私はいつも破れたジーンズに
よれよれのパーカー。

今思えば随分と酷い格好だった気もしますが、
我慢をせざるを得なかった環境のおかげで
重心を低くする人生観は培われた気がします。


矢野さんは下記のように締めています。

運というものは、半分は生まれた時点に先祖や両親からもらっている。残り半分は生まれた後の日々の経験や努力を通じて磨いた自分自身の性格で左右される。

私はおかげさまで先代からは
良質な運を引き継いでいるように思います。
あとは、自助努力の運の良さや人格の良さを
どれだけ蓄積できるかでしょう。

そのためにも、
・良い人であれ(どうでも良い人、ではない)
・人に好かれる
・目立たなくても、存在価値のある人になる
ことが必要かと思います。

皆様も日々の生活の中で、
性格・人格を高め運を引き寄せておきましょう。

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


運を引き寄せて生きていくには、
人格・性格の調整が大事。
我慢ができる人格、
重心低く物事には簡単に動じない性格が
最も大事になるだろう。
そのような鍛錬の先に、運は開ける。
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