青蛙堂(せいあどう)

相変わらず、呼ばれれば何処にでも出現するお仕事を続けております。 人手不足なのでしょう…

青蛙堂(せいあどう)

相変わらず、呼ばれれば何処にでも出現するお仕事を続けております。 人手不足なのでしょう、未だに現役復帰しないかとお呼ばれする幸せ者ですが、もうSEとしての賞味期限はとっくに過ぎております(笑)ので、気が向いた時にしかコーディングしないなどというリーマン生活を送っております。

最近の記事

オープンイヤーイヤフォン:TRUEFREE01

これまで様々なイヤフォンを買って使ってきましたが、ようやく仕事で使う環境としてはしばらくはこれでイイかな?というモノに出会えました。 と言っても、オフィスや在宅環境で使用することを目的としていますので、例えば音楽を聴くのにとてもイイとかANCがすごいとかという点は全く考慮していません。 発端は、当時新型コロナウイルスといわれるものが流行し、半ば強制的に在宅勤務を余儀なくされた際、Web会議や電話連絡を頻繁に行うようになったことでした。 でも当時手持ちのインイヤーヘッドフォ

    • 電気とインターネットが必須なカラダ

      新型コロナウイルスと言われたモノが流行りだし、以前履いていたズボンが入らなくなってしまい慌てて適当に歩いていた早朝散歩の距離を延ばした。 なんとか数ヶ月で以前の服を普通に着ることができるようになったが、その代わりにトシもあってか疲れが残るように… そんなことはどうでも良い。 そんな時期を経て、ようやく休日にデスクへ向かいだした。 平日は仕事でデスクに向かってるのだから、休日はどこかに出かけたいというのが普通の人なのだろうが、なかなかそうはならない。 平日にできなかった勉強や

      • 街に棲む色

        最近は自宅とオフィス以外、あまりウロウロすることがなくなってしまった。 別にコロナウイルスが原因ではなく、単身赴任の頃とは違い、自由にできる時間とお金が減っただけのことである。 別にそれが苦になっていることはないのだが、時々用事ができて普段行くことのない街を歩くと、その街ごとに人の色が違うことにあらためて気付かされる。 丁度その時読んでいた本に記されていた地名のつく場所に降り立つと少し興奮もする。 まぁ、特に何か変わったことがあるわけではないのだが、本に記された地のそのシー

        • 35年を経てなお新鮮な作品

          私を本の世界に引き戻すキッカケとなり、老齢と言って良いお年を召された推しの佐伯センセが35年前に刊行された作品をようやく拝読した。 随分前から積読になっていた理由は、「読む減る」からだ。 そう、この世に良作を送り出す作家は沢山いるが、私の目に留まるのはその一部でしかない。 出逢ったら追う事になる。 そうするとこの世に溢れる他の作家・作品を見出す機会が減るのだ。 時間は有限である、そして読みたい欲求に駆られる気持ちも有限だ。 一人の人間が、読みたい気持ちが溢れている時に出会え

        オープンイヤーイヤフォン:TRUEFREE01

          久しぶりに宇江佐作品を愉しむ

          Audibleで移動時間は耳で本を読む(聴く)ようになり、足繁く通っていた古書店や書店へ行く機会がめっきり減った。 死ぬまで読むことをやめることはないと思うが、話者の上手下手は兎も角、目を閉じていても歩いていても作品に触れることのできる便利さを、しばらく手放すことはないだろう。 小説に限らずビジネス本もあり、その便利さにしばらく目を使い読むことをやめていたのだが、時々読みたくなる欲求には勝てない。 この休日は、そんな欲求を満たすために「積読」で放置されていた中から何冊かに目を

          久しぶりに宇江佐作品を愉しむ

          光り物ではなく溶かすもの

          初めての日本海に面した街、センターライン上に不思議な突起物があることに気がつき例のドライバーさんに尋ねてみる 「これは夜光るんですか?」 「いや光りはしないけど…」 そう、地元の方には当たり前すぎる問いだったらしく、当初の目的である仕事の合間にあらためて尋ねてみると明確な回答が… 「この辺りは井戸水が豊富で、雪が積もるような日にはここから水が出てきて雪を溶かすんです」 なるほど、テレビで観たり物の話には聞いたことはあるのだが、実物を目にする事がなかったため、記念に何枚か写真を

          光り物ではなく溶かすもの

          日本海を眺めながら...

          先輩のピンチヒッターとして日本海を望む場所へ行く機会に恵まれました。 仕事で、そして片道三時間以上の日帰りという強行軍でしたが、生まれて初めて中国地方の海岸に立った時は感動以外何者でもありません。 テレビや書籍でしか見ることのできなかった地に降り立つ事ができ、ほんの数十分でしたが目の前に広がる日本海を満喫してきました。 いやそんな短時間じゃ何も分からないだろうと言われそうですが、目の前に広がる海と背に山々が立ち並ぶ姿に、これまで小説などで読み想像してきた情景が脳裏に甦ってき

          日本海を眺めながら...

          御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五) 読了

          言わずと知れた佐伯泰英センセの作品のひとつ、酔いどれ小籐次の最終巻です。 個人的には、あと1冊か2冊程度で締めていただきたかったと思えるほど、最後は書き急いだ感というか中途半端な感じを受けざるを得ない終わり方でした。 いや、ちゃんと面白かったのです。 しかし、もう少し薫子姫を家族に迎えたその後、そして紙の交易がどんなカタチに落ち着いていくのか見てみたかっただけかもしれません。 多分、この作品はどこまで長く続いても、1冊読み終わった時には爽やかにそして穏やかに結び、少し物足りな

          御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五) 読了

          今更だけどM1化の便利さ

          随分と悩みましたが、昨年MacBook Pro M1 Pro 14インチが出た時に購入しました。 それまでは買う端末の新しい型のほとんどを子供達の進学などに合わせて与えてしまっていたため、手元に残ったIntel版のMacBook Proを10年近く使い続けていました。 これもそろそろ限界だということで…随分悩みました。 まあ、そりゃストレスは全くと言って良いほどなくなりました。 それはまぁ新しいのだから当たり前ですが、M1になったことでやはり便利にはなりました。 バッテリーを

          今更だけどM1化の便利さ

          失敗できる幸せ、そして成長

          東京2020オリンピック(TOKYO2020)の男子鉄棒で、若くイケメンな橋本大輝選手が金メダルを勝ち取られました。 その解説の中で、ムーンサルト(月面宙返り)を...というクダリを聞き、そう言えばムーンウォークと言えばマイケルジャクソンと言う印象が強いが、ムーンサルトって確か日本人選手が生み出した技ではなかったか、そう思い調べてみると、面白い記事に行き着くことができました。 ちょっとワケがあってリンクは貼りませんが、森末慎二氏にインタビューした際の記事の内容です。 そこには

          失敗できる幸せ、そして成長

          出逢うまでさがす、その繰り返し

          時折、「どうやって読みたい本をさがすんですか」みたいな事を聞かれる事があるのです… まぁ、だいたい何か適当にお茶を濁すようなコトを言っていますが、こればかりはカン(勘)と言うか何と言うか自分でもよく分からないのです。 新書・古書問わず、まずは書店に出向き、背表紙を見て気になるものは手に取る、次にあらすじを読む、そこで気になるようであれば「買って読んでみる」それだけです。 読んで面白くなければ、そのセンセの本は買わない。この繰り返ししかありません。 他にも「新たなセンセに出逢

          出逢うまでさがす、その繰り返し

          面白くなるまでの時間

          ようやく、ようやく「面白そう」から「面白い」と言えるところまで読み進められるようになった。 六道慧センセの「御算用日記」2冊目まではジリッジリッとどこまで引っ張るのか気が気ではないくらい、面白いところが少なかったのです。 「私にとっては」3冊目あたりから、「おぉ!」と思うほどに面白く読ませて頂ける作品になりましたハイ。 「奥方様は仕事人」に至っては、もう少し時間を要するような気がしていますが、他の作品も買い込んでいるため、期待はできると。 はい、失礼なことは承知しておりますが

          面白くなるまでの時間

          何事も継続するのは難しいのですねぇ

          日々、時間があるときには何かを読むように仕向けているのですが、自身が面白いと思っているシリーズモノであっても、発刊されていない文庫がたくさんあります。 まぁ、たいていは私がマイノリティなだけの場合が多いのではありますが、作家さんも書くことができない何らかの理由がある場合も.... 事業化し、それを収益につなげるということは何事も非常に難しいことは、組織の末端で生きているような私でも容易に想像がつきます。 時間をかけて生みだしたものが、全て日の目を見るこの世でもありませんし、仮

          何事も継続するのは難しいのですねぇ

          忘却の彼方に...

          もう一度アタマを鍛え直そう、ふとそう思い立って、久しぶりに鈍器(プログラム言語)系の書籍と格闘し始めたのは良いのだけれど、もうSEと言う職の現役を離れて随分経っているので、内容が理解できない部分が出てきて、自分のポンコツさ加減に嫌気が差してくる始末。 まぁ、急いで仕事に使う訳ではないのだけれど、此方の世界は進歩が早いので、一冊終わる頃にはバージョンも変わってしまって、使える内容が少ないナンて事になりかねない。 やりたい事は、まだまだ沢山あるので、コレだけではなく、もうちょっ

          的確な表現

          なんだと思う。 安くて口当たりの良いワインを呑むと思い出す、紅の豚の、あのワンシーン。 「さあ、モリモリ食べて、ビシバシ働こう!」 あぁ、あのシーンは本当にそうなんだろうなぁ。 でも下戸の私は呑んだら仕事にならない...。

          26年モノ

          先日、折角新宿に立ち寄ったのだからと言うことで、相変わらず迷子になりながらも、某古本屋へ行ってきました。 思ったほどの得物には出会えず、気になる一冊だけを買って若干疲れを感じつつ、帰途につきました。 帰ってあらためて見てみると、日に焼けてはいるものの、注文カードさえ抜かれておらず、また誰かに読まれたような形跡もなく、余分な手垢もついていないような状態であることに驚きました。 出版されてから既に26年、作家としても作品としても良いモノ(まだ読んでないのですが)だとは思うのです