久しぶりに宇江佐作品を愉しむ

Audibleで移動時間は耳で本を読む(聴く)ようになり、足繁く通っていた古書店や書店へ行く機会がめっきり減った。
死ぬまで読むことをやめることはないと思うが、話者の上手下手は兎も角、目を閉じていても歩いていても作品に触れることのできる便利さを、しばらく手放すことはないだろう。
小説に限らずビジネス本もあり、その便利さにしばらく目を使い読むことをやめていたのだが、時々読みたくなる欲求には勝てない。
この休日は、そんな欲求を満たすために「積読」で放置されていた中から何冊かに目を通す。
休日の最後に目に止まったのは八年ほど前にお亡くなりになられた2015年に発売された宇江佐先生の作品「江戸人情短編傑作選」だった。
短編で切り出されてはいるが、どの作品もしっかりと書籍として発売されているものなので、既視感が…とは言いつつ忘れっぽい私は十分楽しませていただいた。

作品を読むたびに、惜しい方を亡くしたと思う。
今現在ご存命の推しの作家先生も数名いるが、お亡くなりになられた方の新作は出ない。
そうなると残り少ない未読の作品を読むのが惜しくなり、余計に「積読」状態になってしまう。いやバカだなぁ。
とはいえ、合間を見ながらまだまだ自分も勉強せねばならないので、あまり好きなことばかりやってられないなぁ…

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