今年最後に読んだ本。

2018年も終わりを迎えようとしています。

みなさんにとって、どんな1年だったでしょうか。

僕の1年を振り返ると、とにかく本を読んだ1年となりました。

こんなにも他人の言葉や思考に触れ、自分自身を整理したことは、過去にあまりなかったのかなと。

と言っても、1ヶ月で何十冊と読破される読書家さんとはわけが違い、1ヶ月に2、3冊程度しか読んではいないので、決して偉そうに言えるレベルでもないのですが。笑

まぁそれでも、去年までは生涯で本を読んだ数なんて、片手で数えられるレベルだった僕にとって、大きな変化だったのかなと思います。

そして今日、今年最後に読み終えた1冊がありました。

今日はそのことについて、書いていきます。

1.SHOE DOG

NIKE創業者である、フィル・ナイト(Phil Knight)氏が、靴に対する想いからNIKEを立ち上げるまでに至った、1人の人生を綴った1冊です。

キラキラとした名言が並べられ、「今すぐにでもやりたいことをやってみよう!」と思い立つような自己啓発本とは違い、常に崖っぷちで、薄暗く、どんよりとした空気感を持った自伝と言ったところでしょうか。

自分の描く未来という光を追いかけるために、薄暗い闇の中を走り続け、何度もなぎ倒されながらも這い上がる著者の姿がただただ熱く、「生きること」について深く考えさせられる内容でした。

印象的だったのが、他人からすれば、これだけの「成功者」と言える方であるにも関わらず、本人は多くの「後悔」を語ってること。

NIKEの世界的地位を考えても、誰もが著者を羨むことは間違いないとは思うのですが、本人はそんなおごりや怠慢さを見せることは一切なく、第一線から退き、80歳となった今も尚、何かと戦い、光を追い求めて走る姿に、僕は感銘を受けました。

これこそ、「生きる」ということなのかな。と。

2.「自分の描く未来を共有したい。」

どこの章だったか。

探しても全然見当たらない言葉、表現だったのですが(笑)、この1冊の中で、最も僕の心に残っている部分です。

人はなぜ働くのか。

ビジネスとはなんなのか。

職とはなんなのか。

様々な疑問や葛藤を繰り返す中で、著者であるフィル・ナイト氏が「靴を売りたい」と思った根源こそ、この、「自分の描く未来を共有したい。」という思いでした。彼の人生を熱狂させたパッションだったのだと思います。

僕はすべての人の心の中を知り尽くしているわけではありませんが、この、

「自分の描く未来を共有したい。」

という思いは、少なからず、多くの人の心の中にあることなのではないかと思います。

きっと、この思いが、何かを作り、生み出し、人が生きたいと思い続けるための力なのではないでしょうか。

少なからず、僕には共感できた思いだったからこそ、最も心に残ったことでした。

より良く生きるために。

より素晴らしい社会になるために。

この思考を繰り返すことで、自分の描く未来を創造することができ、それを共有することで、人生を全うし続ける楽しさを見出せるのかなと、感じました。

3.終わりに

「感覚の言語化」こそ、本を読むことの面白さだと感じています。

本を読むようになって、多くの思考に触れました。

その中で、自分を整理することもできるようになりました。

ブログを書くようになったきっかけでもあります。

ただ、やはり実際にこうやって言語化した言葉を書いてみても、まだまだ「感覚」でしかなくて、どうもうまく表現できているのか、疑問が絶えません。

今回取り上げた「SHOE DOG」も、もっとわかりやすく、「読みたい!」と思っていただけるように書きたいなと思ったのですが、まぁ難しい。笑

でも、この「難しさ」にもまた面白い部分があって、もっと良いものを作ろうと思えるきっかけでもあります。

まさに、フィル・ナイト氏が常々追いかけている、光を垣間見ているようで。追いかけた先には、もっと面白い世界が待っているかなと。

総じて、2018年を振り返ると、「本」によって、本当に多くのことを考えさせらる1年となりました。

ただ、まだまだ未熟者です。

来年は、今より少しでも、ワンランク上に上がった自分になれるよう、引き続き精進しようと思っています。

1年間、大変お世話になりました。

寒い日が続きますが、お体に気をつけて。

良い年をお迎えください。

ご精読、ありがとうございました。

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ご精読ありがとうございました! まだまだ未熟者ですが、スキ、コメント、フォロー、シェアしていただけるよう、これからも頑張ります! こちらもぜひ! Twitter https://twitter.com/nozoe_seigo また遊びに来て下さい!