Day20 転換期と人生を変えた映画

こんにちは。

前回は、長い転職活動の中でようやくここに行きたい!と強く思える3つの会社と出会えた所まで書きました。

今日はその3社に、もうここで決めてしまう。と面接に挑んだところから書かせて頂きます。
3社の特徴は下記です。
A社:IT内資系SIer 職種:技術営業
B社:IT外資系ベンダー(主にハードウェア) 職種:技術営業
C社:IT外資系ベンダー(主にソフトウェア) 職種:カスタマーサポート

3社とも同じIT系ですが、企業の特徴と職種は若干重ならない状況でした。
僕が志望していたのは営業職でしたが、技術畑しかしらない人間にとってはいきなり営業職、且つ希望年収を実現するポジションはなかなかなく、技術営業というポジションからやっていこう。と転職活動をするうえで決めていました。

C社については、カスタマーサポートという職種でした。
これには理由があって企業としては非常に魅力的。ただ営業・技術営業として僕が受けられるポジションはありませんでした。技術営業でも難しい理由は、担当してきた分野が大きく異なっていたからです。
ただ、カスタマーサポートから力をつけて、社内異動をする。という選択肢があることを知り、受けることを決めました。

そんなこんなで、ほぼ同じ時期に3社の選考を進めていく形になりました。
同時に進めることのメリットは、全ていい結果が出たとき判断材料としてもてる。という部分だと思います。年収の交渉等も判断材料があるのとないのとでは、精神的にも大きく変わってくるはずです。
1社しかない場合、ここで強きに行ったら内定取り消しになるかも?という不安がよぎったりするので。。

まず結果から伝えると、A社、B社は内定。C社は不合格。という結果でした。
C社の内定をもらえなかったことは、ともて悔しかったです。
フィードバックをもらったら、担当製品に対しての経験値。ということでした。。
ただ2社から内定をもらえたことは、本当に嬉しく。長い転職活動(約9か月)がやっと終わった。という安堵の気持ちに溢れていました。

面接のプロセスは、それぞれの会社で2,3回行う形でした。
企業によって様々だと思いますが、1次でHR or 現場の方 2次でマネージャー、3次でディレクター or Cクラス ということが多かったと思います。

面接内容自体は、約20,30社以上受けてきた僕の経験上、奇をてらった内容のものはなく、一般的な質問内容+QAが多かった印象です。
(一部コンサル系の会社は、お酒や食事をしながらの選考会。という変わったものもありました)

ただ、全てが同じ質問というわけではもちろんありません。僕がこの会社にはいって、力を発揮できるか?伸びしろはあるか?はしっかりとみられていました。

その中で、1つとても印象に残った質問が、「いい営業とはどんな営業だと思う?」という質問でした。
ここで、やっとタイトルに書いた”映画”の話が出てきます。

ここで少しその質問をされた面接当日から少し時を遡らせてください。それは前日夜の出来事です。

面接準備も早めに終えて(何度も何度も面接してきたので、準備にかかる時間は劇的に縮まってました)、僕は呑気に映画を観ていました。

その映画がこれです。


「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
初めて観る映画で約3時間という長い映画だったのですが、なんでかこれをチョイスしていました。理由は全く覚えていません。。(今思うとほんとなんで?と思います。)

この映画は、一攫千金を目指した主人公のレオナルド・ディカプリオがウォール街で成り上がっていく。という映画です。(とてもざっくり。。)

その主人公のディカプリオ達が下のセリフを言ったシーンがあります。
「Brad, sell me this pen(このペンを売ってみろ)
 Do me a favor. Write your name down on that napkin for me.(そのナプキンに名前を書いてくれ)
 I don't have a pen.(ペンなんて持ってないよ)
 Exactly, supply and demand.(それ通り、これが需要と供給だ)」

僕は、たしかに!ととても深く腹落ちした場面だったことを覚えています。
全ては需要と供給の関係なんだと。
今まで営業という営業をやったことがなかったですし、バイトもキッチンしか経験したことがなかったので、当時の僕にはとても斬新でハッとさせられた言葉でした。
映画自体もとても面白く、満足してその日は寝ました。

そして、面接当日のあの場面・質問です。
「いい営業とはどんな営業だと思う?」
僕は前日の映画のシーンがパッと頭に出てきて、面接官の目の前にあった会議室モニターのリモコンをもち。
「このリモコンをほしがっているお客さんがいるとします。いい営業はいくつもついている使わないリモコンの機能がいかにいいか?を説明する人ではありません。そもそもなぜリモコンがほしいのか?それを聞き、解決できる情報や商品を提供できる人、これがいい営業だと思います。」
正確には覚えていませんが、たぶん感じで答えたと思います。。。(たぶん。)

前日にあの映画を見ていなかったら、この質問に対して僕は自分が納得のいく回答が出来ていなかったと思います。
そして、僕はその回答が合否を分けたと勝手に思っています。(まったく関係なかったかもしれませんが。。)

最終的にその面接結果が無事に通過して、A社、B社から内定を頂くことができました。
ちなみに、その質問をされた会社は、B社の外資系ベンダーでした。

どちらも魅力的な会社で、ほぼ同時期に内定通知を頂けたので、十分に比較検討して、B社に行くことにしました。
理由は、外資系で働きたいという憧れが昔からずっとあったことと、年収でした。
年収については、A社はエージェントを通して交渉をしてもらっていて、B社は直接応募をしていたので、直接交渉していました。
おそらく、僕はA社の内定がなかったらずっと低い年収を提示され、B社に行くことを辞めていたかもしれません。
ただ、A社の提示額があったからこそ、B社と直接交渉ができ、いい方向に進めることができました。
自分の手札(交渉材料)は多く持っていた方がいい。と経験できたのもこの時です。

そして、僕はB社に入社し2社目でも仕事がスタートしていくのですが、
とてもとても苦労しました。。ポテンシャルを加味して頂き入社できたのですが、初めての外資系・初めての職種、業務についていくことが本当本当にに大変でした。。。

ただ2社目に入ったことは1mmも後悔していませんし、2社目ではとても大きな経験(仕事と仲間)を得ることができました。
間違いなくここでの時間は僕の社会人人生を大きく変えた転換期であり、それは1本の映画が影響したといっても、大袈裟ではないと思っています。

ちょっとこの時点で自分が本来何を書いていたんだっけ?と迷子になっているので、今日はここまでとさせて頂きます。
ありがとうございました。


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