東野圭吾さんのデビュー作について

東野圭吾さん、今やミステリー小説界隈で知らない人はいないくらい有名なお方です。
僕も、中学生くらいから気づいたら手に取っていた小説が東野圭吾さんの作品でした。読みやすく、当時からガリレオのドラマや映画などの影響で好んで選んでいたように思えます。「容疑者Xの献身」をロードショーで見たときのトリックの巧妙さに脱帽し、犯人の動機に涙を流したのは鮮明に覚えています。

そんな東野さんの作品をかれこれ20作品ほど読んで、
作品のすごさに感銘を受けつつも次第に作者である「東野圭吾」はどういった人物なのかということに興味を持ち始めました。

そこでデビュー作である「放課後」を読みました。
デビュー作というのは、僕のイメージでは自身の人生経験が多いに反映されるもので生涯をかけるくらいのとっておき感と新人という粗削り感が入り混じるようなものだと思っています。
その人を知ろうとするには欠かせない作品だと思います。

読んで思ったのが東野圭吾さんは完成されている、ということです。
予想通り、エンジニアやアーチェリーといった実体験は反映されていましたが、内容に関しては捨て石トリックから小さな伏線の貼り方まで、本当に完成されていました。粗削り感が全くない。

つくづく天才だなと思いました。大好きだ。

もっと読みたい、知りたい。
デビュー年である85年から実にこの35年もの間に90作品以上(96作品ですね)、世に送り出しています。年間2、3作ぺースでどれも完成度が高い。そんな作品をすべて堪能するのが僕の一つの夢でもあります。

皆さんもぜひ東野ワールドに足を踏み入れてはいかがでしょうか。

https://higashinokeigo.net/detail/001.html

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