障害者枠での就職に向けた情報収集(その2)
みなさん、こんにちは。Seepのnote担当です。
さて、前回の「障害者枠での就職に向けた情報収集」の続きです。
就労系サービスの利用
障害福祉サービスの中に「就労系サービス」というカテゴリーがあります。
ここには、大きく2つのサービスがあります。それが
・就労移行支援事業
・就労継続支援事業
です。
就労移行支援事業
就労移行支援事業とは、障がい者の方が一般企業への就職を目指す際にそれを支援(サポート)する事業です。
Seepがお手伝いをしている「ルミノーゾ町田」もこの就労移行支援事業を実施しています。
具体的にどのような支援をしているのかというと
・生活リズムなど、生活面を長期就労できるように整えていく
・コミュニケーションスキルの習得など、職場でストレスのないコミュニケーションが取れるようなトレーニング
・パソコン技術の習得や資格の取得など、就職に必要な技能の取得に向けたトレーニング
・履歴書や職務経歴書の書き方、模擬面接の実施など、就職活動の支援
・必要に応じて合同面接会や個別の面接会への同席
などがあります。
そして、特筆すべきは、就職後の職場定着のサポートもします。本人との面接や、必要に応じて職場の担当者の方と打ち合わせをすることにより、職場で困っていることはないか、あるのであれば改善する方法がないかを本人・職場の方と協力して考えていきます。
この職場定着のサポートは、就労移行支援事業所として6ヶ月間・就労定着支援事業所として3年間、最大3年6ヶ月実施します。
障がい者の方(特に精神障がい者の方)の職場定着率が低いことからこのような仕組みとなっています。
就労継続支援事業
次に就労継続支援事業です。こちらは、事業所でお仕事をし、工賃をいただきながらトレーニングをしていきます。
その中で
・事業所と雇用契約を結ぶ→A型事業所
・事業所と雇用契約を結ばない→B型事業所
と分かれます。
B型事業所は障がいの程度などで、雇用契約を結ぶことが難しい方の利用を想定しています。
仕事内容は多岐にわたります。
・福祉喫茶のような飲食店でのお仕事
・ポスティング
・部品の組み立てなどの軽作業
・PCを使ってかんたんなホームページの作成
などなど、各事業所が色々と工夫を凝らしています。
就労定着支援事業所からも一般企業へ就職するケースもあります。
どちらがいいの?
この点は、一概にどちらがいいとは言えません。
・少額でもすぐ収入がほしいのか
・一般企業への就職を最優先に考えるのか
・その方の障害特性
などなど考える要素はたくさんあります。
気になる場合は、色々な事業所を見学したり、体験利用してみるといいでしょう。
ルミノーゾ町田でも相談に乗ってくれるので、気になったらぜひ連絡してみてください。
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