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夜の声/スティーヴン・ミルハウザー

スティーヴン・ミルハウザー『夜の声』を読んだ。発売されてすぐ買って積読してました。ミルハウザーの小説は柴田元幸さんの朗読で『ホーム・ラン』を聞いたくらいでほぼ初読。8つの短編が収められていてどの物語にも豊かな想像力を感じてすごいと思った。けっこう不思議なこと、現実に起こるはずのないようなことが書かれているんだけど、文章に説得力があるからぎりぎりのところでリアリティを保っているというか。『近日開店』が特に好き。散歩している街について描写したような話でラストがなんとも気持ちよく終わった。ちなみに装丁がとても美しい。

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