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オンライン授業の意味って何でしょうか。


今年度になって休校の措置が取られてから、
早1ヶ月です。

今、ちょっと足を止めて考える時期ではないでしょうか。

「授業の録画を撮る」
「生徒に試聴させる」
「Zoomを朝のLTで使う」
「LMS (Learning Management System)で学校の時間割のように生徒の時間を管理する…」

様々な動きがそれぞれの学校で加速度的に進んでいるように思います。

もちろん、こうした動きは、

「紙の課題をいっぱい生徒に郵送して、
締め切りまでにやりなさい」

というよりはいいのかもしれません。


しかし…
ちょっとここで、先生方にはご一考頂きたいと思います。


「動画を撮影して試聴させるだけで、生徒が授業を受けたことにしてもOKですか?」


私たち教員が学校において指導する際には、
考慮していくべきものは様々あります。

「学習指導要領」

「年間指導計画」

「評価」

「履修についての規定」


文科省、教育委員会の指針が示されて、
私たちがどうオンラインによる生徒たちへの「学習支援」を行うか、
道筋が見えるのではないでしょうか。

それがまだ見えない中で、
長期的観点や生徒の学びとしての観点が欠けてしまった時、
果たしてそれが生徒の「履修」として認められるものなのか、
という問題も起こってくるでしょう。

そもそも、小中高それぞれ

「何を・どう・学習と見なすのか」

という部分を考えて指導計画を立てるべきだと考えます。

現場がバラバラなことをやって、
全てがムダになるようなことがあってはならないと考えます。

英語については、学校の授業で盛んに「文法解説」動画が作られています。

(塾講師の先生等、文法解説動画はもういっぱいありますが。)

試聴した後にチェックする手段としては、*Kahootや**Mentimeterなどで、
楽しくチェックするのもいいでしょう。

しかし、それは学習指導要領の示すところの「学び」でしょうか。

また紙で文法問題や入試問題をいっぱいやらせたものを、
「履修」のための「成果物」として示すことができますか。

もちろん、生徒が勉強をした時間数としてはカウントが可能かもしれませんが、
それは家庭で生徒たちが学習指導要領に則った、年間指導計画に則った学びとして適切でしょうか。

「生徒にとっての学びとは」

という問題を今一度考える必要があると思います。


そこで、近く別の記事で、

「Task-based language teaching (TBLT)」

をご紹介します。

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生徒たちが個人やグループで与えられたTaskをやりながら、

Motivation(動機)と興味関心を高めつつ、

生徒たち自身が自律的に調べ学習等を進めて探究をし、

発表したり、

Writingにまとめたりして、

Authentic(現実にあるような)な言語使用をする

活動です。

↓TBLTの次の記事は、これです😊💕是非お読みください💕https://note.com/seed_2020/n/nae0bc22e4abe



*Kahoot

https://kahoot.com/ (英語)

https://mid-dd.com/archives/431 (日本語)

https://m-aussielife.hatenablog.com/entry/kahoot (日本語)

**Mentimeter

https://www.mentimeter.com/  (英語)

https://ict-career-education.site/mentimeterを授業で使って生徒の心を掴む (日本語)

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