海外大学正規留学、始めたばかりで休学。
初めまして。マレーシアの大学に正規留学しているseeと申します。
2023年9月に入学し、一学期を終えたばかりの留学経験ペーペーです。
まだ半年ほどしか留学してない私ですが、二学期(1.5semester)と三学期(2semester)を休学(正式な制度の名前は学期延期)することにしました。
悩みに悩み抜いて決めた休学ですが、私がこの時期に休学を決めた経緯をまとめたいと思います。今後、マレーシア、また他の国の大学に正規留学する方に向けて留学したらこんなこともあるかもよ と参考になればと思います。
正規留学を決めたとき。
簡単に私がなぜマレーシアの大学に進学することを決めたか、を説明します。
元々は日本の大学に進学する予定で予備校にも通い勉強をしていましたが、高三の4月にバセドウ病という甲状腺の病気になり、しばらく寝たきりの生活が続きました。
机にも座れない状態だったのでろくに勉強もできず、暇な時間が長かったので自分の将来についてぼーっと考えてました。
将来の挑戦してみたいお仕事が自分の中で決まっていたので、それを軸に志望校と受けたい学部を決めていたのですが他にもなんかいいとこあるかな〜とネットで検索していた時に、海外の大学に進学するという選択肢があることを知りました。
正直、海外大学に行くなんで凡人の私には無理だと思っていましたが、方法によっては案外簡単に行けるものと知り、後先考えずに好奇心だけで体が動くタイプの私は「楽しそう!」という理由だけで進路を日本の大学から海外大学に変更しました。
いろんな国があるなか、マレーシアの大学にした理由はどこかマイペースで楽しいことが好きな私は東南アジアの雰囲気がとても好きだったからです。
旅行でタイに、短期留学でフィリピンに訪れたことがあったのですっかり東南アジアの虜になっていました。
入学に必要なIELTSのスコアも簡単に取れたので、入学手続きはとんとん拍子で進んで行きました。その頃は留学が楽しみで仕方がなかったです。
入学してから。
友人や彼氏に見送られながら9月にマレーシアへ旅立ちました。
着いた初日に彼氏と電話して泣いちゃいましたが、その晩以外はホームシックにもならず生活の準備や入学前のオリエンテーションに割と楽しく参加していました。
苦しむ生活が始まったのは、授業が始まってからです。
授業初日の一番最初の授業がオンライン授業でした。私の大学は出席を大学独自のアプリで提出するのですが、アプリの不具合で出席を出すことができなかったのです。これは私のミスではなく、大学側の過失でしたが私はこれが不安になってしまい怯えていました。
マレーシアでは学生VISAの関係で出席率が80パーセント以下になるとVISAの更新ができない場合があります。更新ができないとマレーシアにいられないので強制帰国です。このことをオリエンテーションやエージェントから言われていた私は、帰国になってしまうことを他の人からしたら考えられないくらい恐れていました。
その日から私は尋常じゃないくらい、単位を落としてしまうことや帰国になってしまうことに怯える生活が始まりました。
今、自分がやっている課題は正しく進めることができているのか。
今後あるテストは無事に乗り越えることができるのか。
課題やテストができなくて単位を落としてしまうのではないか。
急に不安になって涙が出てきてしまう、パニックになってしまう。そんな毎日でした。
ずーっと心に重りがあって、何をしても気分が晴れませんでした。
12月がいちばんのしんどさピークでした。部屋から出る活力もなく、何もする気にならない。スマホ見てたら急に不安が襲ってきて涙が出る、パニックになる。
こんな自分に出会ったことないし、今まで楽観的であっけらかんと生きてきた私がこんなことで悩んで苦しむなんて。とびっくりしました。
ストレスという言葉とは無縁な人生だったので、発散方法も分からない。
とにかく毎日泣きじゃくって、しんどくて、母や彼氏に電話をかけてなんとか一時的に落ち着く。そんな日々でした。
それでもなんとか一学期は乗り越えて、学期休みで日本へ一時帰国しました。
日本でもしんどい。
念願の日本への一時帰国。
会いたかった人に会えて、食べたかった日本食を食べて、課題やテストとは無縁の日々を久々に送ることができてとても幸せ!
と、思ったのも最初の数日だけでした。
あと3週間後にはまたマレーシアに帰らなければならない恐怖
ふと、空港で見送りに来てくれた彼氏と母とお別れをし手荷物検査場へ入る自分を想像して涙が止まらない。
『留学頑張ってね』
親戚や友達に会うたび言われたこの言葉でしたが、この時の私はこの言葉が苦しい日々を思い出す引き金となっていました。
この言葉をかけられる度これ以上何を頑張れというのか、とモヤモヤした気持ちになっていました。
この様子を見た母が色々助言をしてくれたおかげで
1 .このまま留学を続ける
2 .休学する
3 .退学する
この3択に絞って今後どうしていくのか考えるようになりました。
自分の考えだけで答えを出すことはできなかったので、頼れる大人たちにたくさん相談しました。
相談した大人たちにが口を揃えて言ったのは
人生楽なことだけではないこと。どこかで踏ん張らないといけないということ。
中学受験も自分でやりたいと言ったのにも関わらず、なんとなくしか勉強しないで滑り止めしか受からなかったり。
入学してからも定期試験はなんとなく勉強して赤点だけ回避して満足。
楽しいことだけが好きで自分に甘い私は今まで努力することから逃げて生きていました。
結局大学受験はせずIELTS取るだけだったので、ここでも努力することもありませんでした。
このマレーシア留学が私の人生の踏ん張りどきなのだと。
この留学を終えた時には成長した自分と出会えるのではないか。
自分の中でこれは頑張ったと胸を張って言える経験ができるのは素晴らしいことなのではないか。
でも、今の自分では乗り越えることはできない。
踏ん張れるためにも、自分をできるところまで成長させる必要があると判断して
休学してもう一度英語を勉強し直して少しでも自信を持てるようにしよう、と結論付けました。
この結論に至るまで多少時間はかかりましたが、自分がすんと腑に落ちる結論が出せたことが嬉しかったです。
これが私が休学をすることを決めた経緯となります。
あとがき
今は大学に学期延期の申請(これがなかなか大変でした。時間もかかります。)をして帰国までの時間を潰しています。
申請をしている間、一学期の成績も出ました。
特に問題はなく単位を落とすこともなかったです。
周りの友達を見ても普通に留学生活してれば余程のことがない限り単位を落とすことはないと思います。留学検討している方、安心してください笑
自分が決めたことだし、休学するのは悪いことではないってわかってはいるけど、少し真面目な部分がある私はこれは逃げかなーとたまに思っちゃったり、笑
日本にいる友達になんて思われちゃうのかな とか考えたりもします。
マレーシアでできた日本の友達にこのこと話しても反応はバラバラです。
留学がなんやかんや楽しい子に話してもあんまり共感はしてもらえません。
留学は楽しいかしんどいかの究極の2択だと私は思います。
自分がどっちの道に行くかは留学してみないとほんとにわからないです。
それでも留学することは人生の素晴らしい経験になると私は信じています。
あと私は友達作りになかなか苦戦しました。
自分の価値観と似たようなものを持っている子と出会うのはこんなに大変なものかと少しびっくりしました。
というか自分が今まで普通だと思っていたことは真面目すぎたのかなと気づきました。少し表現が大袈裟だけど知らない世界がたくさんあって驚きました。
今まで中高一貫校でぬるま湯に浸かってたことが仇となりました。
どうやって友達って作るんだっけ、、。
これは私の大きな課題です。休学を終えてマレーシアに帰ってきた時にまた頑張ろうと思います笑
マレーシアへ正規留学を検討している人へ
ここからはマレーシアの大学に正規留学することを検討している人向けになります。
本当に日本人多いです。
私の学部だけ見たらそんなに多くないのですが、大学全体で見ると日本人わんさかいます。(私の大学はTaylor'sです)
日本人が少ない環境で留学生活を望んでいる方は他の国を検討するか、マレーシアの少しマイナーな大学に留学することをお勧めします。
メジャーな大学は日本人本当に多いです。
マレーシアという国自体は生活しやすいと思います。
日本企業が多く進出しているおかげで、日本のものが手に入りやすく日本での生活と近い感じで生活することができます。
日本では体験することができない文化がたくさんあって奥深いです。
綺麗好きの方にはしんどいところは多々あると思いますが笑
他に何かマレーシア留学について質問がありましたら、コメントしてください🙂↕️
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