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ストレス耐性が分かる4つの要素

こんにちは、セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院 院長の金子です。

前回「ストレスは4つに分類できる」という記事を書かせていただきました。

世の中にはストレスがあっても動じないタフな人もいれば、ストレスによって体調を崩していってしまう方もいらっしゃいます。ストレス社会のこの世の中では後者の方が多いかもしれません。

ストレスに強い人と弱い人は一体何が違うのでしょうか。今回はストレス対処能力を掘り下げて書いていきたいと思います。


ストレス対処能力の4つの要素

この4つがストレス対処に関するキーポイントです。

情緒的サポーターがいる

②ストレスへの解釈力

③体力(健康)

④自己尊重感

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情緒的サポーターというのは、簡単に言うと話を聞いてくれて自分のことを分かっている人がいるかどうかということです。家族や友人、コミュニティなど、私達治療家の存在もここに含まれてきます。

人類は地球上で野生動物に比べて非力な分、社会性を駆使してコミュニティを広げ勢力を拡大してきた生物です。本能レベルで人と繋がりたい、グループを作りたいという欲求があります。自分のことを分かってくれている人がいるというのは、脳の働きから見てもとても重要なことです。

話すことは「放す」ことであり、内側にストレスを溜めておくことは健康面や精神面でよくありません。


ストレスへの解釈力は物事を多面的に捉えられるかどうかが重要です。ひとつの事象に対してどのように意味づけするかによってストレスの感じ方が大きく変わってきます。事実は1つでも解釈は無数にあります。ストレス解釈力は知識と経験によって身につけることができます。

例えば仕事で怒られた時に「なんで私はこんなにできないんだ」と思うのと「成長のチャンスだ」と思うのとではその後の結果も変わってきます。ストレスに対して考え方を変えて自分や社会にとってプラスになるような行動にもっていくことを昇華と言います。

ポジティブシンキングも大切ですがそれに偏るのはオススメしません。何か問題が起きているなら問題の原因となる部分はしっかりと内省して向き合い、その上でポジティブな気持ちで解消できるように取り組むことが大切です。

ポジティブ、ネガティブというとポジティブの方が良さそうに聞こえてしまいますが、そうではなく「陰陽」で考えると分かりやすいのでオススメです。

月と太陽は陰と陽でどちらも欠かせません。女性と男性、上と下、天と地、光があるから影ができるように、物事は必ず陰陽の要素が含まれます。

ストレスに対して落ち込むのが陰だとすれば、それを成長に繋げるのが陽です。どちらの面からも考えてあげることでストレスへの捉え方が変わってきます。


体力は様々な要素を含みます。運動や思考する体力、免疫力、自然治癒力などが当てはまります。つまりは健康的な生活を送れているか、ということが大切です。

脳は疲れていると「命を守るため」に様々な指令を出します。すぐに異変を察知できるように不安感を強くさせネガティブな気持ちにさせる、体を休ませるためにだるくさせる、エネルギーの節約のためにやる気や感情をなくさせる・・・など。

実はこれらはうつ病のよくある症状です。心身共に健康であることはストレスを対処する上ではとても重要な要素となります。


自己尊重感は自分のことを大切にしているかです。突然ですが、自分の良いところを1分間で10個以上言えますでしょうか。

自分の良いところがスラスラと出てくるということは自分を肯定していること、自分を大切にしていることの表れです。自己尊重感が低い方は「私なんて…」「どうせ無理…」というような自分を卑下する言葉を使いがちです。謙虚さと卑下は別ものです。自分に向けてどんな言葉を使っているか確認してみてください。

自分に対する捉え方がネガティブですと、目の前に起こる様々なことがネガティブに感じられてきます。自分の良くないところばかりが出てきてしまう方は、先ほどの陰陽の話とも繋がりますが、その数と同じ分だけ必ず良いところがあります。ぜひ探してみてください。どうしても見つからない…という方は家族や友人などあなたのことをよく知る人に聞いてみるときっと教えてくれるはずです。


ストレス対処能力を4つ紹介させていただきました。ご自身に当てはめてみていかがでしたでしょうか。何でも話せる情緒的サポーターはいますか?ストレスに対して健全な意味づけはできていますか?どこか不調はありませんか?そして自分を下げるような言葉は使っていませんか?

ストレスに弱いという方はどれかに当てはまっていたのではないでしょうか。無意識だったとしてもできていたところもあるかと思います。

大切なのは現状を知り、知った上でどうすればよいのか対策を考えていくことです。ストレス対処能力は技術と同じでトレーニングによって身に付けることができます。

ストレスをつらいものから人生を豊かにするスパイスに変えて乗り越えていきましょう。今後も情報を発信していきますので是非読んでみてくださいね。


セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院

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