イディオット
ゴミだめに咲く花
そんなものがあるんじゃないかと
足引き摺って何メートル何マイル
やめときゃよかったのかもしれない
けど帰り道はもう見失った
お気に入りのチームが
勝ったり負けたり
それを追いかけたり
机の上の蚊を潰して
見つめる掌
優しくされた記憶なんてないんだね
もうはぐれものの讃歌も
虚しくターンテーブルを回っているだけ
部屋に鳴っているイディオット
イタズラに振り回されるハンマー
いずれ誰かに当たる
人間の死体は蒸発はしない
いずれは臭いを放つ
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