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ピーテル・パウル・ルーベンス / メトロポリタン美術館
【詩】豚汁
頭蓋骨舐め回して
冷たいジョークに笑っています
夜の電気椅子がこちらを見ている
夜の電気椅子がこちらを見ている
輝くドレス 熱くほてったバターナイフ
唇の上の方に爛れた知らせ
輝くドレス ヒールの折れたブーツ
教会の鐘が鳴り響く駅前
土砂降りに晒されて
重くなったコート 曲がる背骨
塾帰りの子供達
夜の電気椅子がこちらを見ている
夜の電気椅子がこちらを見ている
もうなんでもいいよ
なんでもよくはないよ
もうなんでもいいよ
豚汁には七味入れてよ
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