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フィフ男の眠れぬ夜

遠距離彼女と物理的な距離よりも段々と心の距離の方が離れてきてるフィフ男

今日は今年はじめようと決意したスノーボードのシーズンイン

スキー場のオープン時間の前に
ゲレンデに着いたフィフ男

周りには明らかに本気のギアで固めた面々が

そのスキー場は山頂から少し登るとバックカントリーを気軽に楽しめるから、その人たちはみんな朝イチのパウダー狙いの猛者たち

会場と同時にみんな一目散に山頂行きのリフトに、ちょっとした渋滞だ

そんな中、1人ファミリーゲレンデのゴンドラを目指すフィフ男

ゴンドラ一番乗りでした

フィフ男、おそらく本日最も気合いの入っていたビギナーだったと思われる

昨年も5回ほどスノボチャレンジをしていたフィフ男、なんとなくその続きのイメージで、今シーズンのスタートを切るつもりだったが50代を舐めてはいけない
カラダは去年の滑りを1ミリも覚えておらず、木の葉滑り、いやその前サイドスリップから綺麗におさらいすることに

初心に戻ってちびっこゲレンデで
インストラクターにレクチャーを受けている
ちびっこの横で、1人サイドスリップの練習から始めるフィフ男

それでも午後にはかなり巻き返して、初心者コースなら、連続ターンで降りて来れるほどに

でも、去年はスイッチもできたのに、今年はグーフィーの方がしっくりきていて、レギュラースタンスだと連続ターンが上手くできてない

まぁ初日はそんなもんかと、怪我をする前に早めに切り上げた

そんな大人な判断をするのも
アラフィフの嗜みだ

晩御飯は自作のキムチ味噌モツ鍋をつまみにビールとウイスキー🥃を飲みながら映画を一本見て、ご機嫌なまま10時前に眠りについた


そして今

目が覚めてしまったフィフ男

時計の針は0時を回っている

メールを見ると10時20分に遠距離彼女から起きてたら連絡してねのメッセージ

一応朝スノボに行ってくるよってメールしといたから、普段から早寝のフィフ男、もう寝てるだろうと彼女もわかってのメール
見たらLINEも入ってた

一応返したけど、流石に彼女も寝てるだろう

心が離れてるとこうしたスレ違いも生まれてくるよなぁ

と他人事のように思うフィフ男

思うに、数ヶ月前までなら
こんな日は

スノボに行ってくるよ
から始まって、ゲレンデでの出来事のアレやこれやをほぼ実況中継していたであろう

忙しくてLINEのチェックもままならなかった彼女は、フィフ男からくるLINEに反応できないのもストレスだと言った

別に反応できる時に
楽しそうだね〜
の一言を返してくれたらそれでいいのにな
と思うフィフ男だが
まぁ忙しい中、お気楽に1人遊び呆けてる人間から連絡されても面白くないだろなと
LINEを送るのを辞めた

今はそこからさらに進化して
生存確認のメールのやり取りが日に一度あるのみ

彼女の望んだスタイルだが
ホントにコレでいいと思ってるんだろうか?

正直フィフ男には違和感しかない

そして今となっては

この連絡必要?

もはや連絡頻度としたら、たまに連絡をとりあう友人よりは多い、くらいのレベルだ

恋人間の連絡の頻度は人それぞれだと思うから、特に正解もないんだろうけど、フィフ男の基準ではコレはもう友達以下、知人レベルの頻度だ

コレに違和感を感じてないなら
やっぱり相性としては良くない
どちらかが必ずストレスを感じる

ちょっと前なら
なんで連絡をくれないんだ
って異議申し立てをしたフィフ男だが

もはやそのやりとりも不毛な事がわかったのでする気はない

なるほど、愛情があるから喧嘩をするわけであって

愛情が薄れてくると、文句も言わなくなるんだなぁと気がつく

そう思うと元相手方との関係も
随分と前から壊れていたんだなぁ・・・

もはや、サヨナラを言うのも面倒になってきた

とりあえずほっておこう

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