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きらきら✨な話 No8:知識って創るものなの!?!(学ぶだけじゃないの?)

知識創造でいちばん大切なコンセプトは暗黙知
「暗黙知xきらきら」な話、その8。

先日、20才代の社会人と学生の方々に向けて、知識創造とイノベーションについてのセミナーを行った。アイスブレイクのあと、本題に入るとっかかりとして「職場や大学でどのような知識を創っていますか?グループのみなさんで対話してください」という質問を出したところ、受講生のほぼ全員がぽかんとしている。顔を見合わせて「何を話すの?」という表情。当然、対話も弾まない。

あれ?なにか難しい質問をしちゃったかな?と思って、あるグループに話しかけてみた。すると・・・

「だって、知識は学ぶもので、創るものじゃないでしょう?」

これには、こちらがぽかんとなった。そして驚いた。

え、知識を創ったことがないの?
えぇー?!?

驚きを隠して、「そんな大それたことじゃなくていいんです。なにか工夫したりとか、これまでとは違うやり方とか、自分なりのやり方とか、そういうことをしたことはないですか?」と聞いてみた。すると・・・

「だって、知識って学習するものですよね。その通りにするものじゃないですか?」

えぇー!さらに驚いた。
確かに、学習は外から自分の内に知識を入れることだけど、その知識を使うときに、自分なりのアレンジとか工夫とか、しないの?!?

・・・こんな風になったのは、あえて、知識の定義をせずに対話のテーマを設定したから。意図通りでもあり、意図以上でもあり。知識って何だろうって考えてもらうとっかかりになったのは意図通り。知識は学習するもので創造するものではない、というバイアスがあることが分かったのは意図以上。

いやはや。知識は創るものだ、という教育をちゃんとしないと。

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