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Twitterでトレンドの「給料安すぎ問題」について、わたしの意見。

こんにちわ。今お昼を食べながらこれを書いています。

#意識低い系社長  です。

今回は今Twitterでトレンド入りしている #給料安すぎ問題
について、わたしの考えをまとめてみました。

1.マルクスの資本論

マルクス主義と聞くと、社会主義と思われる方が多いですが、実は違います。マルクスは資本主義の欠陥を指摘し、その欠陥をどうにかしないといずれ資本主義は破綻するよ、と警告をしていました。共産主義国はこれを大きく取り違えて、マルクス主義=社会主義と定義付けてしまいました。

実際マルクスが経済論で述べているのは、資産家に資本が一極集中し、労働者の搾取が限界に達することで、資本主義の破綻が起きる、ということです。

実際、日本では資本主義の限界に来ていると、わたしは考えています。日本における富裕層(純金融資産1億円以上)は日本全世帯のおよそ2%です。しかし、その2%が日本国内の個人資産の20%を占めています。

会社の経営者なんだから、わたしを富裕層と見る方もいるかもしれませんが、残念ながら、わたしは準富裕層(純金融資産5,000万~1億)ですらありません。現在、わたしは会社からあまり給料(役員報酬)をもらっていません。

昨年度の消費税増税を見越して、昨年の決算時にわたしの役員報酬を6割カットしました。少なくとも消費の低迷による不況が来るのは、火を見るより明らかだったからです。おかげで生活は結構厳しい…。断酒もしました

しかし、日本の富裕層は、消費増税だろうがコロナショックだろうが、金融資産が減ることはありません。なぜでしょうか。

2.富裕層の金回り

富裕層は基本的に自己資産が目減りするようなことはありません。なぜなら、常に投資をして利回りが入ってくるシステムを構築しているからです寝てようが、遊んでいようが、お構いなしにお金が勝手に増えるんです。市場経済はそれによって動いています。

日経平均株価と実体経済の乖離を感じませんか?どんどん個人商店は潰れ、小売やサービス、飲食は閉店せざるを得ない状況が続いているのに、株価は比較的安定しています。

政府による財政出動も大いに影響していますが、基本的に海外や日本の富裕層は日本株の安定性を知っているからです。

3.給料安すぎるのは事実

一経営者として従業員に支払う給与計算も、わたしが行います。確かに、中小企業の給料は安いです。ですが、それだけ生み出せる付加価値が少ないのです。

単価にして2円のモノを一日10万個生産しても20万円の売上です。そこから水道光熱費、材料費、人件費、税金、保険料、などを支払っていったら、企業の手元に残るのは良くて、1万か2万か、その程度です。

その1万、2万ですら、こういった消費増税やコロナショックであっという間に吹き飛びます。それが現実なんです。

4.給料が安いなら給料を与えてみよう

何を言ってるんだ、こいつ?って目で見ないでください。

ここからは、わたしの持論です。

喜捨」という概念があります。仏教用語でお布施みたいなものです。喜んで貧しい人に施しを与える。上から目線ではなく、喜んで、です。どこかの100万円プレゼントキャンペーンをするような元社長ではありません。

わたしは、これからはさらに、サラリーマンは安月給の時代になると思っています。しかし同時に、サラリーマンは副業するのが当たり前の時代にもなると思っています

つまり、ダブルワーク、トリプルワーク当たり前の世の中になっていくと思っています。一流企業の社員だけど、個人事業主で商売もやっています。みたいな人がどんどん増えていくんじゃないでしょうか。

そして、その一歩を踏み出すのに必要なのが「投資」です。安月給の中からさらにそれを捻出するのは難しいと思います。ですが、その一歩のための「投資」は何でもいいのです

自己啓発の本を買うのも良いでしょう。騙されたと思って情報商材を買うのも良いでしょう。気になっている作家さんへ支援したっていい。何なら寄付だっていいのです。

とにかくはじめに何かビジネスの種になるような「投資」をする。わたしたち中流世帯以下はそうやって生きていくしかないのです。宝くじに当たりでもしなければ、富裕層にはなれないのですから。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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