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中途採用面接で人事が見ている所【求人の裏側】

こんにちは。妻です。

夫と共に現場に入り、事業拡大に合わせハローワークやネットの求人を出し、面接官をしていました。

実績としては約2年間で面接した人数は約200人位でしょうか。多いか少ないかは中小企業ですし、比較対象がないので判断付きませんが、少しでもお役に立てたら嬉しいです🤗✨

結論からいうと【仕事への適正がありそうか】【人間性に異常がないか】【現場との相性はどうか】【仕事へのモチベーションは何か】【挫折した時どう乗り越えるか】です。

まず、始めに。

どんなに優秀な人でも、会社に合う・合わないが絶対あります。

お見合いと一緒です。

なので、不採用の通知が来ても落ち込まず、諦めないでください。

特に中小企業は、従業員数も少なく、古株は一癖も二癖もあったり、家族経営の所は独特の空気感や謎の決まり事があります。

入社して頂いても、能力を存分に活かせず潰してしまうには勿体無い。お互い得にならないなら、早めに判断すべき。と私は考えてます。

特に中途採用は新卒と違って、求人を出す段階で具体的に担当業務や職種がはっきりしています。

そこに適正があるかは、まず経歴や資格で判断します。

未経験も可になってる求人もぜひチャレンジしてみて下さい。

人事としては、確かに経験者は教育期間が短く済むので有難いですが、その分、前職場のやり方の癖が直らなかったり、比較されたりと面倒な事もあります。

確かに効率悪い所は改善するのにご提案頂くのはこちらとしても検討出来るのでいいことです。

でも頑なに「これしかできません」「ずっとこれでやってきたので」となると、逆に未経験の方の方が素直で教えやすく、現場の負担も減ります。

前職が別業種の方は、近しい作業をしていなかったか、得意そうかどうか、前職の業務内容は細かく聞きます。些細な業務でも教えて頂けると判断しやすいです。また趣味などでも構いません。

次に本人の性格を見ます。これは履歴書の書き方や文字、身なりや面接態度、社内案内中の姿勢を見てます。挨拶しているか、興味を持っているか、協調性はあるか。

また、忍耐力を見るのに転職の多さや勤務年数、転職先との関係性も参考に見てます。あまりにも転職回数が多いと、全部の転職理由を納得できるまで聞きました笑

答える側もこういう質問は濁さず、はっきり述べた方が良いでしょう。自分の行動原理をしっかり理解出来てるかどうかは、人間性が成熟しているかどうかで分かります。

また、これは私個人の考えですが、志望動機はほぼ参考にしてません。一般的には【やる気】を判断するのでしょうが…。私の場合は聞いても形だけですし、聞かない事も多かったです。

理由は簡単。中途採用で面接でくるなら、動機なんて皆、似たようなものです。通勤時間との兼ね合いやそれなりの数の面接を受けてれば妥協など、色々あるでしょう。

むしろ、素の性格が出るなと思っていたのは前職の【退職理由】です。

会社への不満(勤務時間・給料)なのか、上司や部下、同僚間のトラブル、いじめなど人間関係なのか。

それでこちらはその人の入社後をイメージ出来ます。やはり入社後、元いる従業員との性格を考え、上手くやっていけるか、これも大事です。

まぁ、とは言っても退職理由として一番多かったのは『求人内容と違った』

確かに。納得です。業務内容や残業時間、休日日数の相違

会社側もうちはブラックだ!と声を大にして言いたいのですが、求人には載せられません。まぁ、まず人が集まりませんし…

(ハロワは特に掲載前の審査が結構厳しいんで、求人内容、誤魔化してる会社さん多いと思います)

その分、こちらとしても相違のない様に具体的に求人に書き、面接時、会社説明、業務内容の説明など実際に社内案内もして多く時間をさいていましたが…

どうしても従業員が少ない分、休みの人が出れば業務を兼任したりしなければなりません。また雑用部分は皆で分担するので、そこまで細かく言われてしまうと、神経質な人なのかな?と少し勘ぐってしまいます。せめて給料上げて下さいと言われる方がマシな気がします。

求人内容の仕事だけしたい、という方は大手ホワイト企業に勤める事をオススメします。

大手企業でない限り、総務・事務など部署が細かく分けることは中々難しいのが現状です。

これから中小企業(特に小企業)に勤める人は、ある程度、覚悟しておいた方がいいでしょう。

あと志望動機ですが、家族の為、新築ローンの為になど、働かねば!無職になれない!と理由がはっきりしてる人は、正直そう言って頂く方が好感度高いと思います。

特に、ハローワークから来る、そこの人!

失業手当目当てで、就職活動してるフリしてる人も多いので、本気の態度で面接に臨んでくださらないと、スミマセンが見分け付きません。

こちら通常業務しつつ1日3~4人面接というハードスケジュールで動いてる身としては、やる気ないとみなした応募者は早々切り上げさせて頂きます。

あとは、業務はやってみなきゃ分からないので、試用期間中にしっかり見極める事を忘れずに。

少し脱線してしまいましたが、たった30分~1時間の面接でその人を判断しますので気を抜かない様に挑みましょう!!💪

そして人事…というか人を採用し、教育するって時間と経費、人手、手間がかなり掛かります。

国家資格ではありませんが、◯◯コーディネーターと呼ばれる資格で級が上がるほど、【人材育成】という専門分野の勉強項目が増えます。

それくらい、人材を育成するって簡単な事ではありません。

上司(教育者)は、自分の仕事をこなしつつ、教育という名の、もう一人分の仕事をしてる様なものなので、単純に倍の仕事量になります。現場に負担をかけてしまう事前提で、人を見極めるので、自然と見る目が厳しくなるのもありますね💦

一応、これでもノンフィクションなお話しです。少しでも参考になれば嬉しいです🤗

そのうち、オモシロ面接エピソードを記事にしてみたいと思います。(びっくり仰天&爆笑からの唖然。こんな経験ハジメテ💕なネタがたくさんあります🤭)

お楽しみにに✨


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