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なで肩女性・トレーニーに多い胸郭出口症候群とは!?

どうも、こーへ〜です🌱

今回は、前回の記事でご紹介した「なで肩女性・トレーニー」に起こりやすい「胸郭出口症候群」についてのご紹介になります!
まだお読みでない方は是非チェックしてみて下さい。


胸郭出口症候群とは一言でいうと首、肩、腕、手といった上肢にチクチクと痺れ、痛みそして冷感や動かしにくさなどの症状が現れることをいいます。

そんな胸郭出口症候群の原因ですが
腕神経叢と呼ばれる、脊髄神経のうち首から出た神経が首から腕に至るまで3つのトンネルを通過します。その際、網状の束になった箇所(下図の左)や近くを通る鎖骨下動静脈(下図の右)と一緒に圧迫されると神経・血管障害が起こり発生します。そしてどのトンネルで圧迫を受けるかにより疾患の名前が変わります。


この胸郭出口症候群は圧迫などを受ける原因によって4つの分類に分けられます!


✔︎斜角筋症候群

前斜角筋中斜角筋という首の前側から第1肋骨に付着する筋肉の間を斜角筋隙といい、このトンネルが狭くなると斜角筋症候群は起こります。
日常生活動作としてデスクワークなどによってストレートネックや猫背になっていると斜角筋が緊張を起こしやすいので注意が必要になります。
ちなみにこの斜角筋という筋肉は首を前や横に倒したり、呼吸補助筋として息を吸う時に働いています。

✔︎肋鎖症候群

腕神経叢の神経は鎖骨と第一肋骨の間も通過します。そのため、鎖骨の下の隙間が狭くなるなで肩リュックなど重たい物を背負うことで肩が下がると鎖骨と第一肋骨との間隙が狭くなり、神経が圧迫を受けることで痛みや痺れが現れます。

✔︎過外転症候群(小胸筋症候群)

小胸筋の筋緊張により小胸筋が付着する肩甲骨の烏口突起という出っ張りと肋骨との隙間が狭まり神経が圧迫されるため両手を挙げたり、腕を後ろに伸ばすような動作をした際に症状が現れます。
また、肩が内巻きになる猫背大胸筋や小胸筋ばかりを鍛えている方などに起こりやすいです。
※上の写真の左の○に神経、動脈、静脈が通っているのがお分かりになると思います。右の写真は左の写真に小胸筋を足したものです。この小胸筋が緊張すると神経などを圧迫してしまいます。

✔︎その他の要因として「頸肋」があります。

頸肋とは胎児のときに存在していた肋骨がそのまま消えずに残ってしまったものです。この頸肋があることにより神経が圧迫を受けると胸郭出口症候群の症状が現れることあるんです!!

以上が胸郭出口症候群の4つの原因でした💡
いかがだってしょうか😏?
僕は両手を挙げると若干しびれ感があり小胸筋辺りも張っているのでもしかしたら2の過外転症候群(小胸筋症候群)かもしれません😅
1つずつ陰性か陽性かのテスト法があるので機会があればご紹介させて頂きます!

ちなみに↓の動作は胸郭出口症候群を助長してしまいます💡
✔︎重い買い物袋を持つ、洗濯物を干す
✔︎腕を顔より上に挙げる事が多い(美容師さんなど)
✔︎電車でつり革をつかむことが多い
✔︎パソコンなどのデスクワークを長時間する
✔︎交通事故などで首を痛めた経験がある
✔︎ストレートネック・猫背・なで肩などの姿勢不良

最後まで読んで頂きありがとうございました!
少しでもお役に立てれば幸いです
🌱


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