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感動した花農家さんの話。

お久しぶりです。さえぴーです!
今日は、ショックな出来事を知ってしまって、、その事について書いていきます。

その出来事って何かと言うと…
私の好きな花農家さんがやめちゃったんです。

なんというか、これが現実なのかな…って思ってしまって、ここに書きたいと思いました。
つらつら書くだけですので、まとまりは無いです。途中で閉じても構いません。

感動との出会い。

去年の5月、知り合いが、北海道で自然農法をしている方のところに連れて行ってくれました。
その農家さんのメインは花、その他にもアスパラやにくにくといった作物を育てていました。そんな農家さんですが、話がすごく面白くて。。土、微生物、地球の循環、雑草の話なんかをしてくれました。
農業は土が命です。そしてその土を作るのは石油からできた化学肥料でも、人間が土を耕すことでもない。微生物こそが土を作るんです。そして作物は強くなるんです。健康なんです。腐りにくいんです。

もちろん、この農法のことはやってみなくては分からないことがたくさんあります。そしてこれをやっている人は日本に2%(うろ覚えですすみません💦)しかいないんです。私も1度聞いただけでは理解できませんでした。微生物の世界は宇宙と同じくらい分かりません(これは本当にそう言われてる)。

それで、畑を見せてもらったんですよ。そしたら、色んなところに色んな作物が雑草や微生物と共存してて、なんというか、多様性ってこれのことか!!と感じるくらいに多様性に富んでいました。堆肥場も全然臭くないし、暖かかった。

お土産に花束も頂いたんです。今回の写真はその頂いた花束を飾っていた時の写真(この時まだ花瓶持ってなかった😅)です。
すごく綺麗じゃないですか??
しかもーこれが、この状態のまま、1ヶ月以上ももったんです!!✨しかも腐ってなかったんです。綺麗に枯れていき、ずーっと綺麗でした。
私はこれを見て本当に感動しました。
(普通の花は普通の水だと長くて1週間程度しかもちません。花農家でバイトしてた時に貰った農薬漬けの花は後にカビが生えてたし、花屋でよく買って飾っていたのも水を替えていても1週間で腐っていたのでこれはリアル)。

今までの私は
「花は花粉があるから、害虫がよってきやすいので、仕方なく沢山の農薬を撒かなくてはいけないんだ。そして食べ物じゃないから被害もないよね。」
と思っていたのですが、これを見て目が覚めました。
「花に害虫が寄ってくるのは花の周りで害虫を防除する天敵がいないこと、そして、地力が低いから不健康(弱りやすい)なんだ。そして癒しのはずの花は激弱で、触ると自分も農薬まみれになるのか。」と。

自然の力、侮るなかれ。

今までの私の考えを覆したあの農家さんは今でも尊敬しているし、本当に素敵な人です。
(ちなみに、花の品質が非常に高いのははあの方の計り知れない努力と技術力の賜物です。)

花農家さん、辞めるってよ。

そんな私の大好きな花農家さんですが、今年からもうやらないそうです。

コロナの影響力

ご存知のとおり、コロナが流行ってから花農家は大ダメージを受けました。
入学式、卒業式、結婚式、お葬式…冠婚葬祭は全てなくなったりオンラインになったり、小規模になったりしましたね。

花農家にとって、それらは一大イベントでピークなんですよね。イベント事で使う花の量って凄くないですか?卒業式の鉢植えとか思い出したらどれだけ豪華だったかわかるとおもいます。それが全国で繰り広げられるんだからとにかくすごい量なんですよ。これらが流行る時期が1番売れる時期なんです。そこで儲けを得ていました(なんかいい言い方が分からない😅)。

コロナが流行ってから、ここの農家さんも大ダメージを受けていたみたいなんですよね。私が行った時は全然気付がつかないくらい元気で、売り上げ厳しいとかひと言も言わずに、自然の力を熱く語ってくれたんですけれど。。だから、辞めるって話を聞いて、ショックで涙を抑えるのに必死になりました。

あのお花はもう作らないの?
人々を感動させる花をもっともっと見たいよ!!

そんな風に思ってしまいました。そんなこと言っても無理なのはわかってるんですけど。。

後継者問題

あの花農家さんが辞めたキッカケはコロナだけではなかったんですよね。後継者がいなくなったことも大きいんです。

この農家さんに、研修生の子が来てたんですけど、その子に後継者になって欲しいって気持ちが強かったみたいなんですよね。多分研修生の子が働き始めて、その様子を見てそう思ったと思うんですよね。あぁ、この子が僕らの希望だって思ったと思うんですよね。

でも、その子も私と大して歳変わりません。やりたいこと沢山あるはずなんです。それに研修生として入ってきて、いきなり立派な農家さんの後継者になるなんて…あまりに荷が重かったと思うんです。でも、農家さんの状況や人柄を知っていたから後継者にはなりませんとは言い難い環境もあって…
きっと様々な葛藤があったと思うんです。

だから、誰も悪くないんです。

強いて言うならコロナが悪いんです。

オチはない。

この話にオチはありません。でも、こんなことがあるんだってことがショックで、今日はまとめてみました。
最近新規就農する人が増えている一方で、離農する人も多いんですよね。北海道では特に多いのかなぁ。よく聞くんだよね。それで近くの仲良くしていた農家さんが離農した農家さんの土地を買って、大規模な土地をさらに大規模にしていく。負担はどんどん増しているんです。

この状況を、どうにかしたいんです。

それでは、またね〜👋

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