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2度うまくいくと3度いく?

漫画『ONE OUTS』を読んでいる。
この作品はライアーゲームを書いた甲斐谷先生の野球漫画だ。

甲斐谷先生なので、もちろん超スポ根みたいな展開ではない。(それはある意味で読んでみたくもあるけれど笑)
この物語の主人公は、変化球は投げれなくて、はやくてせいぜい120キロのストレートの球しか投げれないピッチャーだ。
大して、というか全くはやくないのにもかかわらずこの主人公は高度な頭脳を駆使して三振を取りまくる。


その予想外のI.Qが高すぎる発想や奇天烈な視座に驚かされたり、一緒に謎解きしたりするのがとても楽しくてページをめくる手が止まらない。

中でもぼくの心に響いたのは、『2回正解したことを人は真実と信じて疑わない。」というセリフだ。

たしかに、ぼくたちは何か工夫凝らしてうまくいくことが二回続いた時、それを何かの真理と捉えて、疑うことはせず、それこそが世の理と信じて疑わなくなる。

苦労した、努力したことに裏打ちされた経験は、そこに成果と過程があるだけになかなかそれ自身を客観としてみることが非常に難しくなってしまう。それはそうなのだ、うまくいってるんだもの。


ぼく自身もこのやり方を自分なりに考えて工夫して取り入れたことによって、ミスが減ったとなったらすがってしまうことは間違いない。だってうまくいっているのだから。
うまくいっていることを客観化するのはすごく難しい。

これらのことから言えるのは、人間という生き物はなるべくならモノゴトを考えたくないということなのだと思う。この結論だって、もしかすると、早計で、実は真の答えが隠れてしまっているかもしれない。

どんな時も何色のメガネをかけているか考えることは絶対重要だ。


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