母が1カ月ほどバケーションレンタルした場所に1週間ころがりこんだことがある。日常ではないけれど、1カ月だからそれなりに暮らしの用意がある場所。
私は1週間だから、そこにあるものを使えばいいかなぁと思って最低限の荷物で行った。
シャンコンはバスルームにあるもの。
肌寒い時に羽織るものも一枚。
靴も履いて行ったサンダルのみ。
洗顔も、日頃からシャワーの時に体と同じ石鹸で洗って、あがったら化粧水パシャっとやって、ニベア青缶塗るだけの私。
その時も、洗面所にある手を洗うだろう石鹸を使って洗顔してた。滞在中、1週間、毎日その石鹸で。
最終日になにげなく母と会話してた朝。
「ねぇ、あの洗面所の石鹸って家から持って来たの?ここに置いてあったの?」
「あら、あの洗濯石鹸?もちろん、持ってきたわよ」
洗濯石鹸…。
私は1週間、洗濯石鹸で顔を洗っていたのか?
我ながらちょっとだけ、衝撃。
でも、肌の調子は特に悪くもなく。
「チャチャっと洋服を洗うのに便利なのよ」
肌が強いのか?と言われれば弱くはない。
でもね、○○用と言ったとしても石鹸は石鹸。ほんの少し配合が違うだけ。バリエーションがいっぱいあればそれだけ売れるもんね。
水も、こんなに精度の高い安全な水道水がある日本。なのに、ほんの少しミネラルが多いだけの水に健康を求めて買う。
資本主義社会が色々難しくしているようにも思う今日この頃。
体も顔も洗えればいい。
水も飲めればいい。
そんな風に考えると楽になる。
売るための施策に乗らないように。
そんな生き方。
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