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海に癒され、海遊びにはまっていく


1.気分転換に海に行ったら、気分がスッキリしました

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 ぼくが海にはまっていった最初のきっかけは、大学生の頃に遡ります。
 大学入学で上京し一人暮らしを始めました。大学に行って、バイトしてというよくある学生生活を送っていました。
 サークルや部活は、人付き合いが面倒なのと、バイトをたくさんして生活費を稼がなければならないので入りませんでした。
 ちょっと横道に逸れますが、友達はいました。なんとなく大学で知り合った友達の中で、何人かは気が合う人がいたので、飲んだりダベったりしてました。ぼくは人数は少ないですが、友達はいて、一度親しくなるとずっと仲良くする傾向があります。集団の中での居心地の悪さとは違って、自分が友達を選んで距離感もコントロールできるので苦ではないのでしょう。
 自分で選んで、自分で制御できるっていうのは、ぼくにとって大切なことみたいです。あと、相手が集団じゃないというのも大切なことのような気がします。

 さて、海との出会いの話しに戻したいと思います。
 大学生活を送るうちに、ときどきなんとなく疲れたなと感じることがありました。寂しいなという感じもありました。バイトや一人暮らしに疲れていたのかもしれません。
 そんなときになんとなく、小田急線に乗って、鵠沼海岸に行って一日ボーっとするということをしました。
 小田急線を使うのはJRよりも乗車賃が安いから…どうでもいいけど…

 日がな一日、海辺を散歩したり、砂浜に座って海を眺めたり、そんなことをしていると、気持ちがスッキリしていたんです。ココロの奥の方の疲れの塊がほぐれていくような感覚でした。
 そういえば小学生や中学生の頃は、夏休みに、よく海へ家族旅行をしたものです。それはとても楽しかったのです。
 久しぶりの海で「あぁ、やっぱり海っていいな」と感じました。ありきたりないい方をすると、ぼくは海に癒されたのです。
 それから月に一度くらい、時間ができると一人でふらりと海に行くようになりました。

 それがぼくが海に定期的に行くようになった始まりです。やがてぼくはサーフィンとスキューバダイビングにはまっていきます。


2.サーフィンとスキューバダイビングを始めました

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 湘南あたりの海辺を散歩したり、砂浜に座って海を眺めたりしていると、サーファーがいます。それまではずっと眺めているだけでしたが、あるとき自分もやってみようかなと思いました。鵠沼あたりのサーフショップでは、ウェットスーツからボードまでフルレンタルできる店が何軒もあったので、気軽にサーフィンを始めることができました。
 たまたま波の状態がよかったのか、ボードがフィットしていたのか、初日に波に乗れるようになりました。いうまでもないことですが、サーフィンというのは楽しいものです。サーフィンの楽しさを書いている人は大勢いるので、あまり詳しくは書きませんが、ぼくの場合は、波に乗れたときの爽快感です。
 ただぼくの場合、サーフィンの楽しさもさることながら、海にいること自体が、楽しくて癒されるのです。
 広い海、打ち寄せる波、潮風、陽射し、ずっと広がっている空、海辺のノンビリした雰囲気、あまり人がいない空間…それらがぼくにとっては心地いいものなのです。周囲に人がいなければ、気を使う必要はありませんから…

 やがてバイトをしたお金で、ウェットスーツとボードを買ったぼくは、ズブズブずぶずぶとサーフィンにはまっていきます。時間ができると電車に乗って海に通っていました。
 海にいると、自分が自分らしくいられるような感覚がありました。

 サーフィンをしながらぼくの頭にずっとあったのは、スキューバダイビング。
 スキューバダイビングのことを初めて知ったのは中学生の頃のテレビ番組でした。そのテレビは水中を景観(たぶん沖縄のどこか)をずっと映していました。今では当たり前の水中景観も当時のぼくにはすごく新鮮な映像でした。その映像が頭の片隅にあったのです。いつかあの風景を自分の目で見てみたい、そんな思いがふと意識の表面に浮かんできました。

 そんなわけで、バイトを目一杯入れて、お金を貯めてスキューバダイビングの講習を受けたのです。それからは、ズブズブずぶずぶとスキューバダイビングにもはまっていきます。大学時代の後半はバイト以外は海(ちょっとだけ大学)という感じでした。

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 そうした暮らしは社会人になっても続きます。
 毎週金曜日の夜に海に行って、日曜日の夜遅くに東京に戻り、翌朝会社に行くという暮らしをしてきました。いえいえ、たまにですが、月曜日の朝に海から会社に直行するという暮らしをしていました。スキューバダイビング8割でサーフィン2割という感じです。
 たとえば金曜日の夜8時頃、スキューバダイビングショップに集合して、ショップの車で伊豆に行き、金・土・日と泊まって、月曜日の朝に車で都内に送ってもらうという感じです。
 そんな暮らしを結婚するまで続けていました。いえ、結婚後も似たような暮らしをし続けていたのです。
 その頃のぼくにとって仕事は、海で遊ぶためのお金を得るためのものでした。その考え方は今もほとんど変わりませんけど…

 海はといえば、ぼくにとっては、自分らしく居られて、ココロを解放できる場所でした。砂漠の中のオアシス。荒波の中の助け船。なんとか平日を乗り切って、海で自分を取り戻す、そんな場所。

 この文章を読んでくださっている方の中で、もし普段の暮らしに疲れたとか、ストレスがあるとか、モヤモヤしているとか、そういう何かがあったら、何か趣味のようなものを持って、自分が自分らしくいられる時間を作るのもひとつの選択肢なんじゃないかなーって思います。

 もちろんダイレクトに原因を解消できればそれが一番いいんでしょうけど、それができないことも往々にしてあると思うので…

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