「お嬢、ミャンマーへ行く」 お嬢の所以
ところで、タイトルの「お嬢」が気になった人もいるだろう。(いないかもしれないけど)
なぜお嬢なのか?何がお嬢なのか?本当にお嬢なのか?
「お嬢」を広辞苑で調べてみると、次のような定義が出る。
「何不自由なく育てられて世間の苦労を知らない女性」
まず、筆者は女性である。
世間の苦労を知らない、と言われると、いやこれまでの約30年間結構山あり谷あり、一時期は鬱にもなり、人並みに苦労もしてきたぞと思うけれど、一生立ち直れないほどの苦難に出会ったことはないと言っていい。
何不自由なく育てられ、は、不自由を見る側面はたくさんあると思うが、そもそも日本という限りなく平和で裕福な国に生まれており、義務教育を受け、大学も出て、仕事にも就けていて、家族は皆元気で、友人とランチに行ったり、大好きなシュークリームも週に1回は食べているわけだから、やはり恵まれた環境と言えるだろう。
というわけで、筆者は比較的、「何不自由なく育てられて世間の苦労を知らない女性」であり、そんなお嬢が、今や不自由が多く、世界的に見て苦難を強いられている発展途上国のミャンマーに行くという構図が出来上がったのである。
次回は、そんなお嬢が、ミャンマーで生き延びるために行った準備を書いていきたい。
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