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【読書記録】真夜中の栗 | 小川糸🌰

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『真夜中の栗』小川糸
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私のストレスバロメーターは
その時「読みたい!」と思う本でわかる。
気分転換に本屋さんにふらっと立ち寄った時、
無意識に吸い込まれていく本のコーナーだ。

小川糸さんの日記エッセイは、
決まって《癒されたい時》に選ぶ。
仕事や勉強に追われ,混沌とした毎日を過ごしていると
小川糸さんが生きる毎日におじゃましたくなる。
現実逃避に似ているし、心のメンテナンスにも近い。

生活を見つめる色眼鏡の解像度を高めていくと、
日々起こるハッピーやアンハッピーに
しっかりと心がゆらつくようになる。

一分一秒を愛おしく生きて、
一喜一憂して、
人間にやっと戻れる感覚。

以下、引用してみたけど、
自分がマークつけていたページに
ほっこりポカポカ要素があまりなく…
シビアな部分ばかりだったな、という気づきがあった笑

🌰
そういう韓国映画が素晴らしいのは、日本だったら目をそむけたり、水に流してしまいそうな社会問題を(たとえば、児童虐待とか、差別とか)、思いっきり暗部にまで踏み込んで、そこから決して目をそむけず、逆に光を当てて、しかもエンターテイメントとしても存分に楽しめる作品に仕上げてしまう

※メモ
『トガニ 幼き瞳の告発』
『母なる証明』
『殺人の追憶』

🌰
民主主義というものが、いとも呆気なく崩壊するということ、その歴史的事実をきちんと頭に叩き込んでいないと、将来、とても恐ろしいことが起きそうで不安になる。

🌰
ベルリンにいると、自由と義務のバランスが、とてもいいなぁ、と思う。それは、多くの人が、30年前の出来事を,記憶にとどめているからだろう。

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