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インクを楽しむ

記事では久しぶりですね。星蒼です。
今回は万年筆のインクを焦点に話していきたいと思います。

ところで皆さんは万年筆はどのようにして使っていますか?
使う用途は人によって違うと思います。
メモに使ったり、ハイライター飲ませてマーカーにしたり、勉強に使ったり…

これをしている人は多いのですが、『インクを楽しむ』という用途の人は少ないなと思いました。

そこで!インクを楽しむ良さをこの記事で皆さんにお届けしていきたいと思います。





インクを楽しむとは

万年筆のインクには様々なカラーがあり、様々な書き味があり、フラッシュが出たり出なかったり…


インクの沼は深いです。


『眺める』



まず、『眺める』ということは、五感で言うと視覚的に楽しむということです。 

万年筆の中のインクを眺めて何が楽しいのか。万年筆に興味の無い人はさっぱり分からないと思うのですが、インクはゆったりとしていて、なんか良いんです。


手が邪魔すぎる


めっちゃ綺麗じゃないですか?透明の軸に透明なインクを入れるとこんな感じになります。これを陽の光に当てながら軸を傾けたりしてインクを眺めるのが好きです。


『書く』



次に『書く』ということです。
少しマイナーな話になってしまうのですが、自分は万年筆で字を書くことが好きで、色々と万年筆を探していると“Flex nib”とかいう明らかにハマったら抜けられなさそうな英単語の綴りが出てきて…
まんまとハマってしまいました。


Flexの中でお気に入りのやつ


Flex nib。直訳すると柔らかいニブ。
その言葉の通り柔らかいです。

柔らかいと言っても、金ペンとは次元が違います。


この筆跡。太すぎます。この書き味が自分は大好きです。これ、ニブがグワッと開いて書くことができるんですよね。


グワッ!!


※本当はあまりニブを開かせない方がいいです。
  やるなら自己責任でお願いします。


これは五感の中の皮膚感覚に入れていいんですかね…
詳しくないので分かりませんが、とにかく書き味が好きです。

このペンはjinhao x450のニブをZebraのGnibという物に改造したものです。改造方法等知りたい方が居たら、気軽にコメント欄へコメントください。


次!!!!  


『フラッシュ』


これは知らない人が多いかもしれません。
フラッシュは、書いた後にインクが変色?する事です。変色というより光ります。


↑これです。
このインクはPilotの純正ブルーブラックなのに赤色になっている部分がありますね。これがフラッシュです。この写真では分かりづらいのですが、インクによっては金色になって光り輝くというケースもあります。色彩雫の紅葉とかですね。

何か芸術的で好きです。これも五感だと視覚ですね。


匂い、味について

匂いはマイナーですが自分は万年筆のインクを買ったら絶対にチェックしています。
個人的に好きな匂いは色彩雫の孔雀です。(誰得

味はしません。今舐めてきました。狂ってはないので安心してください。多少苦い程度です。


『筆記音』


コツコツ感ではありません。
万年筆は書いた時にサリサリやカリカリやヌラヌラやシャリシャリといった音が出ます。
これのASMRとかがある程です。

筆記音が楽しめるオススメの動画です。

※この動画はパイロット(ナミキ)のファルコンという万年筆をカスタム(改造)した物で、この筆圧に耐えていますが、ここまで筆圧をかけることをメーカーは想定していないのでやるならこれまた自己責任てお願いします。過去にこの動画を見た日本人の方が一定数同じ事をしてしまったみたいで…開ききったニブは直りません。直せるとしても修理代がそこそこかかってしまいます。
この動画のタイトルに「Custom Namiki Farcon」とありますが、その方達はCustomを改造という意味ではなくパイロットのカスタム74シリーズ等の意味で捉えてしまったそうです。皆さんも注意してください。これは改造したものです。







と言う訳で、五感で楽しめることがわかりましたね。

万年筆は様々な楽しみ方ができて素晴らしいものだなと思います。

この記事を通して皆さんが万年筆を使い始めたり、インクを楽しんだりしてくれたら幸いです。


それでは。





恒例の


純正Blue Black


ロゴ


スパークブルーという軸(らしい)


 





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