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36枚の3年間

ずっと撮り終えていなかったfilmをやっと撮り終えて現像しました。

私は普段写真を撮らない人なので、36枚、24枚…と全て撮り終わらないと撮った写真を見ることができないフィルムカメラはかなりシビアです。

でも、そこが魅力的なんです。

そんなフィルムカメラの醍醐味をいつの間にか十分過ぎるほど発揮していました。
写真を見てみると、フィルムの半分ほどが約3年前に撮られたものでした。

1つのネガで3年の時を過ごしてました。
たった36枚の中で3年の時が切り取られてるんです。

まぁ、あまりにも写真撮らなすぎただけなんですけどね🤫

フィルムカメラって面白いです。

何を、どこで、なぜ撮ったのか分からないものだらけなんです。
覚えていたとしても、シャッターを1つ押すだけで、自分の目で見た景色と違う景色をレンズが映し出すんです。
だから、見覚えあるはずなのに全く新しいものに見えるんです。

記憶があやふやだったり、全く覚えていなかったりするのに過去を切り取った画像だけはしっかり存在しているんです。

なんだか、記憶喪失になったみたいです。
自分じゃない、別人が撮ったんじゃないかと疑ってしまいます。

TOPに載せている写真も、何処でとった物なのかわかりません。

この写真も何処で撮って、なんで撮ったのかもわかりません。

衝動的に撮った写真なんですかね。

衝動的に撮った写真程、自分と向き合いながら撮っている気がします。根拠とかなくほんとに気がするだけです。

寂しい写真です。


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