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光
貴方の頬に手を当てて、目を見つめる私に
微笑見返してくれる貴方が、
あまりにも優しくて、愛おしくて
気がついたら涙が流れてた。
正直、退職者が後を絶たない私の職場で
ぼろぼろの私
ぼろぼろを隠したい、私
彼の好きな、大人な女性になりたくて
大人びて余裕でいたい、私
けれど、そんな事ゆっていられなくて
それでも強がりを貫き通したい私は
彼にこう言う
「でも、ちゃんと頑張って、余裕持ちたいからさ」
彼の理想通りの彼女になりたいという理由だけで生きている訳では無いが
既に心は滝のように泣いていても
こんな今の私じゃ 貴方の好きな
かっこいい、大人の女性なんかには程遠い
そんな自分が嫌で そう言う私に
大丈夫? でもなく
やめたら?でもなく
「そんな今の海もすきだよ」
ただただ、" 受け止める "をしてくれる彼
" 助けて " と言えない私に
今すぐ辞めた方がいい、とか
そんな無責任な事を言うような人ではなくて。
あくまで頑張らせてくれることが前提
そこで辞めたら、私は頑張れなかった私を責めることを
彼は知っているから。
だからこそ、受け止める体制はしっかり整えた上で
" もう無理なら、受け止めるから 帰っておいで "
と言ってくれる彼の存在に
本当に、どれだけ救われているのか
どれだけ、支えになっているか
その優しさと、存在が もう 愛おしさを越していて
全部彼にはバレバレなのに
それでも助けを求めない私を
ただただ、ぎゅっと抱きしめてくれるだけで、
" 本当に頑張ってる " そう、言ってくれるだけで、
涙が止まらなくなる。
抱きしめてくれる腕の中で
ああ、こんなに大きな想いで、力で
私を包み込んでくれる人がいる
想ってくれている人がいる
その温度を感じるだけで
なんか、大丈夫な気がして
もう少し、もう少しだけ
頑張れそう 頑張る、頑張る を繰り返して
絶望の中を、今日も生きてる
今は、前が見えなくて
漠然とした不安が大きくて
なにかに押し潰され続けているけれど
身体に出るぐらい、もう 限界がきっと近いけれど
貴方だけが、今の私の光だ
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