泣き濡れて、夏。
昨晩ボトルに半分ほど残っていた白ワインを飲み干して
22時に寝たのに、3時には目覚めてしまい、
これからのことを考えると無性に不安で堪らなくなって、
4時には起きて、散歩前に台所と洗面所とドア付近の掃除をした。
昨晩、離婚届を無事夫に書いてもらった。
夫は何食わぬ顔で、見本を見ながら淡々と記入していた。
私はなぜこんな人と結婚してしまったんだろう…と
何だか不思議と考えていた。
この週末は夫の引っ越し準備で慌ただしく、
それに引っ張られるようにして、
私も部屋の片付けをし、部屋が徐々に綺麗になってきた。
段ボールだらけではあるけれど。
そして今朝、沢山のごみと一緒に
ドライフラワーにしていた結婚式のブーケと
さよならした。
最後のいい思い出がなくなってしまうようだった。
そして、傍らにある充電中の携帯にはスクリーンモードで
結婚式の礼服を着た泣き笑い顔の母親が表示される。
2度、泣いた。
昨日夫が美容院に出かけるというので、
この引っ越しの忙しい時期に随分のんきだな~
もしや私へのプレゼントを買うため?
離婚届を迫ったから、私の大切さが身に染みて、
考え直してもらえるようバラの花束でも買ってくる気かしら??
なぁんて思ったけれど、
私の甘くて淡い期待を見事打ち砕き、
夫は手ぶらで素知らぬ顔で帰宅し、
そして夜には離婚届にサインをした。
夫にとって、この3年弱はなんだったの?と聞いたら、
勉強になったよ~
やっぱり人と暮らすのって難しいんだなぁと思った。
と言っていた。
それは本当にそうなんだけど、
だからこそお互い譲り合わなきゃいけないんじゃないの?
私は自分が譲れないところ以外は全て
あなたに合わせてきたよ。いつも希望を聞いてたでしょ。と言うと、
夫は渋い顔をし、
うーん。
でもどんどん物は増えてくし、整理出来ないよね。
ストックもどんどん買って、いつの間にか置き場も出来てるし…
それは安い時にまとめ買いするからだよと言ったけれど、
この人はそもそも物が増えるのが好きではないんだなぁと感じた。
いや、私だって増やしたくて増やしてるわけじゃないんだけどね。
でもそこから相手のことを嫌いになるもんかなぁ…
それで部屋にいたくないってなるものなのかしら…
だったら自分で片付ければいいのに…(勝手に捨てられるのは嫌だけど)
それに私のものが多くて散らかってるのが嫌だからって、
私に押入れを少し多めに譲ってくれるとかしなかったし…
基本的に自己中心的なんだよな、うん、そもそも。
物が多いのと片付けが苦手なのと、時間の見積もりが甘いのは
確かに私の最大の弱点で、それは本当認める。
ごめんなさいだし、絶対直さなきゃとも思っている。
金曜にカウンセリングがあった。
その時にカウンセラーさんに
そもそも自分を大切にしてくれる人を選べてない可能性が
あるよねと言われ、
うっそー、私今の夫は優しさで選んだつもりだったし、
父親みたいに感情的にならないのが良くて、
更に何なら天のお告げ的なものもあったんですと思ったけれど、
改めてワークをしてみて、
確かに。
私は優しくていい人が近づいてきた時、
わ!怖い!何か裏があるんじゃないか?
私にむやみに近づいてきて、土足で心に入ってこないで
と感じてしまった。
今までの経験を思い出しても、誰かといい感じになった時に、
自分のこんな嫌な面を見て、嫌いになっちゃうんじゃないかな。
だったらそれ以上深入りしてこないで、失うときが苦しいからと思い、
心をシャットアウトして上手くいかなかった経験が何度もある。
逆に自分中心で、自分の人生を生きてる人(夫みたいな人 笑)には
わぁ!夢があって素敵!素直な人~とワーク中に感じた。
自分のことで精いっぱいだから、私のことも深堀してこないだろう。
私の弱点もあまり気にならないに違いない。
と思った。
これはすごい!新たな発見だ!
いやほんとうはずっと心の奥で分かっていたことだったけれど、
自分で自分の弱さを認められない、
だから人と深く関われない。
だから人と深く関わる恋愛は出来なかったのかもしれない。
そしてそれを素直に言える可愛げも私にはなかった。
私の弱さに気づいた人にも、「一人で平気?」と聞かれたら、
「大丈夫、だってずっと一人で生きてきたんだから」
ついその人の負担になりたくなくて、そう言ってしまっていた。
そして、その人達は去っていった。
昨日からずっと涙が溢れて止まらない。
愛犬なっちゃんはどうしたものかと不安そうに私の顔を見ている。
夫のことは愛していたけれど、
それよりも
一生一緒に生きれる相手を見つけたと思っていたのに、
実はそうではなかった。
別れなければならない、離れなければならないという
喪失感
なのだと思う。
私は本当は一人では生きられない。
いや、生きられるけれども、生きたくない。
いつか私のことを心から愛して、
私の弱さを受け入れ、
そして私も相手の全てを愛せる人が見つかるだろうか。
世間はパリオリンピックに沸いているというのに、
この文章を書いている時も涙が頬を伝ってくる。
この涙はいつかは止まる。
その時には
自分が本当に望む関係を築ける相手を選びたい。
そしてその相手に選ばれるような自分になれるように、
毎日を生き抜いていきたい。
前々回の記事で次回離婚届の書き方編と銘打ったので、一応参考にしたHPを記載しておきます。笑
こちらのサイトが分かりやすかったです↓
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