らっちゅ

地方の社内SE。 22歳でIT企業に就職。10年後に現在の職場に転職。プログラム開発は…

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地方の社内SE。 22歳でIT企業に就職。10年後に現在の職場に転職。プログラム開発はできない。 IT企業時代や社内SEとしての体験談・失敗談、その果てに行き着いた考え方やストレスマネジメント、社内SE視点での組織の見え方などを話します。

最近の記事

社内SEから見たすごい業者・・・エンドユーザーの支離滅裂なアウトプットを綺麗にまとめる

社内SEをやっていると、ITの力を利用し業務効率化をはかるため、現場の方の話しを聞き、現状をまとめるという作業がある。 ただ・・・ 我が社の現場の方というのは、作業の流れが頭の中に入っていることが多々ある。 そして、それをアウトプットするということに慣れていないものだから、聞き取りをしても、話しがあっちに飛びこっちに飛び、とにかく情報量は多いのだが、話しに一貫性がないものだから、資料に落とすのに大変な苦労を伴うことがある。 ・・・きっと、説明してくれている現場の方だっ

    • 社内SEから見える会社の景色

      社内SEの立場から、自分の会社を俯瞰してみると、これはこれで色々な形式が見えて来る。 社内における、様々な役職、様々な職種の方が、ITと向き合わざるを得ない現状・・・ 現在の我が社の状況をまとめるとともに、結局社内SEで在る自分はどのように会社に貢献していけばよいのかを考えてみる。 ■我が社の現状・・・上層部 ITと上手く付き合っている社員はごく少数で、そもそもデジタルツールを使えと指示している上層部だって、ITと上手く付き合えている人は少ない・・・というか皆無に等し

      • 社内SEが関わる大きなプロジェクト・・・問題は人材確保と役割分担

        現在、社内で大きなプロジェクトが進行中だ。 担当部署は総務、そしてITが関わるためシステム部門の力必要。 ただこのプロジェクト、いくつか問題を抱えている。 ■現在の戦力・・・あきらかに足りない状況 現在このプロジェクト、担当部署の総務で1名、システム部門で1名、計2名で準備を進めている。 ※ちなみにシステム部門の1名が私・・・ これからプロジェクトが佳境に入る中、とてもこの2名のみでこなすことはできない。 また、総務の担当者も私も、通常業務は普通にあって、このプ

        • 社内SEが考える・・・一緒に仕事をしたい人④

          前回の続き・・・ 社内SEである私の理想の境地は、 ”この社内SEとだったら一緒に仕事をしてもいいな” ・・・と他の社員の方から思ってもらえるようになることだ。 じゃ~、自分だったらどんな人とだったら仕事をしたいと思えるだろうか? ■1人1人では届かないゴールへ、チームの力を利用して連れて行ってくれる人 仕事には、1人1人の力ではゴールに届かないものがある。 しかしそんな仕事も、チームとして取り組めば、ゴールに辿り着ける可能性がある。 ・・・というか仕事という

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          社内SEが考える・・・一緒に仕事をしたくない仕事の姿勢の悪い人③

          前回の続き・・・ 社内SEである私の理想の境地は、 ”この社内SEとだったら一緒に仕事をしてもいいな” ・・・と他の社員の方から思ってもらえるようになることだ。 そうなるためには、仕事の姿勢の悪い人にならないことが、第一と考えたのだが・・・そもそも仕事の姿勢の悪い人ってどんな人? ■仕事の姿勢の悪い人③ 社内SEである私が考える、仕事の姿勢の悪い人③は、 この人と一緒に仕事をしていても、自分は成長しないな・・・と思ってしまうこと。 私が1番に思いつく人とは

          社内SEが考える・・・一緒に仕事をしたくない仕事の姿勢の悪い人③

          社内SEが考える・・・一緒に仕事をしたくない仕事の姿勢の悪い人②

          前回の続き・・・ 社内SEである私の理想の境地は、 ”この社内SEとだったら一緒に仕事をしてもいいな” ・・・と他の社員の方から思ってもらえるようになることだ。 そうなるためには、仕事の姿勢の悪い人にならないことが、第一と考えたのだが・・・そもそも仕事の姿勢の悪い人ってどんな人? ■仕事の姿勢の悪い人② 社内SEである私が考える、仕事の姿勢の悪い人②は、 こちらから相談に言った時、 ”俺(私)知らない” ・・・と最初っから言う人。 ま~簡単に言うと、面倒毎

          社内SEが考える・・・一緒に仕事をしたくない仕事の姿勢の悪い人②

          社内SEが考える・・・一緒に仕事をしたくない仕事の姿勢の悪い人①

          社内SEである私の理想の境地は、 ”この社内SEとだったら一緒に仕事をしてもいいな” ・・・と他の社員の方から思ってもらえるようになることだ。 そもそも、社内SEは自分1人で完結できる仕事は限られている。 会社が抱える問題・課題に対して、誰かと一緒に解決に導ける人材になることが不可欠だ。 社内SEなりたての時はしょうがないとして、何年たっても1人で完結できる仕事しかしないでいると、やがて会社からの評価は下がるだろう。 社内SEに与えられる問題・課題は、自分1人では

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          大規模障害・復旧に気づくのは業者でも社内SEでもなく現場の皆さん

          「ちょっと、このシステム使えないんだけど・・・」 先日、いつものようにある大規模障害が発生・・・ 大規模障害の訪れを把握するのは、割と簡単で、 「このシステム、動かないんだけど~」 と、私の携帯電話に連絡が入り、状況を確認している・・・そばから、私の携帯電話に着信が次々と入ってくること。 そして私は、 あ~、こりゃ、何かが起きている・・・ と、大規模障害が起こっていることを把握するのである。 この時の心境は、ひと言で言えば最悪だ・・・何度経験しても慣れることは

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          社内SEで在り続けるために必要な”税金”

          「明日、こんな内容の会議があるんだけど、出席してもらってもいい?」 最近、社内SEである自分のところに、内容のよく分からない、もしくは私が出る必要があるのだろうか・・・と誘われた瞬間から”?”な会議に出席するよう、依頼されることがある。 ま~お誘いを受けた以上、調整がつけば可能な限り出席するようにしているのだが・・・ 出席して1時間の会議が終わった結果、社内SEである自分はこの会議に出席する必要があったのだろうか??? ・・・そんな風に感じることが続出している。 ■

          社内SEで在り続けるために必要な”税金”

          社内SEに愚痴る・・・出世を果たしたある部長のお話し

          今回の人事異動で、マネージャーから部長に出世した人がいた。 うちの会社、出世した人の感想は、真っ二つに分かれる。 出世して喜ぶ人・・・ 出世して嫌がる人・・・ ※ま~後者は表面的な見かけだけでは判断できないが・・・ しかし今回、出世し晴れて部長となったある人は、明らかに自分の出世を嫌がっていた。 理由はいくつかあるようだが、そのうちの1つが、その新部長はパソコンが大の苦手だということだ。 ■出世した部長の愚痴 「いやいや、まさか自分が部長になるとは思ってなかっ

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          社内SEである自分が社員の前で話す機会を与えられたら”最終回”・・・ITはみんな使えてます

          前回の続き・・・ 全社員の前で話す機会を与えられたら・・・最終回は ”ITはみんな使えてます” ■みんな自分を過小評価している IT化、デジタル化、DX・・・様々な課題をITツール、IT機器を利用して解決するようになった昨今、特に年配の方々は、しょっちゅう口にする。 〇こんな新しい機械、俺は覚えられねー 〇俺の時代はもう終わった・・・後は若い人たちの時代だ 〇もうこれ以上、新しいソフト入れんの、勘弁してくれー、もう無理だ! ・・・etc 気持ちは分かるのだが

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          社内SEである自分が社員の前で話す機会を与えられたら②・・・変化に慣れておく

          前回の続き・・・ 全社員の前で話す機会を与えられたら、結論 ”変化に慣れておいたほうが何かとよい” ・・・と伝えたい。 ■変化とは疲れること 変化するとは、実は本当に疲れる。 〇これまでやってきたものを、一旦なくして、新しい何かを覚えなくてはいけないこともあるだろう。 〇新しい社員と一緒に仕事をすることになった時は、その人との人間関係構築から始めなくてはいけないだろう。 〇新しい会社・組織・部署に所属することになったときは、新しいルールを覚え直す必要があるだろ

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          社内SEである自分が社員の前で話す機会を与えられたら①・・・スマホの登場

          4月のこの時期、至る所でイベントが行われている。 新入社員、新入生、新入園児など向けに行われる新入式・歓迎会、会社の今年度における全体説明会、その他諸々・・・もちろんこのコロナ禍において規模は縮小されてはいるが、各所で様々なイベントが行われている。 そしてそのイベントには挨拶がつきもの・・・ ま~たいていは形式的な挨拶で占められ、話しを聞く側からすると、あまり頭に入ってこないというか、退屈というか・・・これ何の時間?と思う人達も多いだろう。 社内SEである私は、こうい

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          昔話を聞く社内SEがいつも思うこと

          「パソコン遅せーんだけど、何とかなんね~?」 みんな仕事が終わり、ちょっと雑談が始まったあたりで、ある部長が冗談交じりに言った。 「いや~、今のところしょうがないんですよ~、システムの仕様に合うパソコン、それしかないんで~」 私はいつもの通り、ペコペコしながらお伝えする。 「ま~、そうだよな~。次のパソコン入れ替えの時はハイスペックな奴頼むぞ~・・・それにしても、もし今、会社からパソコンが1台もなくなったらどうなるんだろうな~?」 そんなことを言いだした。 すると

          昔話を聞く社内SEがいつも思うこと

          社内SEは通訳係④・・・4月、この時期に気を付ける伝言ゲーム

          「レイアウト変更の件、自分の頭でちゃんと考えろ!って、B部長に言っといて!」 社内SEである私がA部長から受けた指令。 ・・・どうして一介の社内SEである私が、こんな無茶な要求を別の”あの部長”に伝書バトしなきゃなんねーんだ? 頭の中はクエッションを通りこして、煮えたぎっている。 しかし、そんなことはおくびにも出さず、 「承知いたしました!」 と、しっかりと受け答える・・・振りをする。 全ては自分の身を守るため・・・ ■ちょっと愚痴ると・・・ それにしてもい

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          こんな体制、絶対無理!!・・・そう言っている人に社内SEの私が伝えたいこと

          「こんな体制、絶対に無理だって!どうすんのこんなことしちゃって!!」 我が社でも人事異動が発表された。 かなり影響が広範囲に渡る人事異動だった。 その結果、確実に負担を強いられる人が何人もいた。 そのうちのひとりが発した、魂の叫びだ。 ■ひたすら愚痴を聞く だいたい負担を強いられる人というのは、ある部署のキーポイントとなる人だったり、以前投稿した”生き字引さん”だったり、要は仕事のできる人だ。 そして、その人達には一瞬にして見えているのだ、今後の展開が。 この

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