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日常ものだけど身近すぎてグサッときた本【徒然読書47】
あなたは3000円を何に使いますか?
この本を読んで「お金」について考えさせられました。
BOOKHOTEL神保町に泊まったときに選書してくださった3冊のうち心に残った1冊です。
↑BOOKHOTEL神保町に泊まったときのレポはこちら。
この本を簡単にまとめると、祖母親孫の三世代にわたった家族物語です。
ただの家族物語ではなくて、「お金」を軸にした物語です。
それぞれいろいろ思うところがあって、でも上手く言えなくて。
心情描写が細かくて、すごく共感しながら読んでいました。
三者三様、もっと多くの登場人物の視点から描かれていて、一気に読めます。
さて、心に残ったセリフを3つあげます。
「会社の営業の根幹に関わるような仕事で活躍しているって話は聞いたことない。そういうの、本当に仕事ができるって言うんだろうか。」
これはお金に関することではないですが、社会人としてグサッときたので仕事に対する姿勢を見直すために取り上げました。
「人生は理不尽なもの。でも、理不尽なことがなかったら、なんのための節約なの?経済なの?節約って活きていることを受け入れた上ですることよ。費用対効果なんてないってことを受け入れてからの節約なのよ。」
「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない。」
正論過ぎますね・・・そうだよなあって思いながらかみしめて読みました。
確かに節約しても何が起こるか分からないし、利益だけを求めていたらもっと大事なことを取りこぼしそうな気がする。
今まで何も思わないでお金を使っていたことが、実態をもって迫ってきたような感覚でした。
自己啓発としても読める小説だなと思います。
なので徒然読書にしては珍しく現代小説を取り上げました。
あなたの何らかの気づきにつながれば幸いです。