【歴史の入り口に!】Kindleで数巻無料の歴史マンガを2つ紹介!
歴史マンガを開拓中ですが、自分だけで探すのは運頼みです。
あったとしてもなんか違うなと思ったり、入り込めなかったり。
そんな時、NewsPicksでこんな記事が流れてきたんです。
これは読むしかないでしょう!
もともと有料会員じゃなかったのですが、この記事を読むために7日間お試しを申し込みました。
地域や時代ごとにまとめられていて、わくわく。
私が今まで紹介していたマンガもありました。
NewsPicksの有料版記事なので、内容は書きませんが、その中からKindleでも無料巻が多かったマンガを紹介します!
1.中世フス戦争を描いた『乙女戦争』
タイトル自体、聞いたことないなと思ってKindleで見たら全12巻無料!!
期間限定ではなさそうですが、いつ終わるか分からないので注意してください。
感想から言うと、手放しで良い!とは言い切れません。
誰が正義なのか悪なのか分からなくなってくる。
登場人物が多くて整理しにくい。主人公の考えがよくわからない…
絵もグロいです。きれいな絵なのですが、生々しい描写も多いので、苦手な方は避けたほうが無難かもしれません。
時代背景から考えると仕方ないのかも。
何しろ中世フス戦争なのです!
知っていることとしたら、宗教改革の前にチェコのフスという人がカトリックに反する教えを説いた、ぐらい。
当時はプロテスタントもないですから、相対的な名称であるカトリック自体もなかったはず。
1419年のプラハ窓外投擲事件が発端で起こったフス戦争。
ヨーロッパ史上初の火器が使われた戦争でもあります。
主人公はフス戦争の中心的指導者ヤン・シジュカの下で戦士として戦う女性です。
カトリック、神聖ローマ帝国、ボヘニア王国、十字軍…中世ヨーロッパの重鎮が入り乱れ、その中でフス派の農民が立ち向かっていく。
多くの戦場をくぐり抜けて、多くの仲間を失いながらフス戦争を見ていく眼。
どこかで客観視していて、不思議な存在でした。
乙女戦争とある通り、女性にも重きを置かれて書かれている印象です。
2.平安朝の庶民生活も闇も史実に沿って描く『応天の門』
これは以前もオススメしました。
もともと友達に教えてもらったマンガです。
菅原道真と在原業平が主人公で、藤原氏が権力を固めていく時代を生きていく。
応天の門、というタイトルはは866年の応天門の変から取られているのかなと思いますが、まだその時期に入っていません。
伏線は少しずつはられているようで、あれ?と思うところがあります。
日本古代史が好きなら更に楽しめるマンガですし、平安時代の生活や朝廷の闇も知れます。
ただストーリーが遅めなのと、専門用語が少し多くて、取っ付きにくい部分があるかもしれません。
そんな『応天の門』ですが、Kindleで11月現在10巻まで無料です!!
気になってたけど既刊16巻だし手を出しにくい…という方にもオススメ。
今年も残りわずかですね。
歴史マンガや小説を紹介し始めたのは、今年の2月でした。
(4月と書いてましたが、確認し直したら2月でした…)
その時は毎月できるとは思っていなくて。
でも記事にコメントをくださったり、読もうとしてくださった方もいらっしゃって、楽しかった。
確かに歴史専門の方からすると、本当に入口の入口です。
史実ではないところも多いので、マンガや小説ならばではの描写、ということを意識しないといけません。
だけど、こんな時代もあったんだこの人物好きだなと興味を持てれば、歴史研究の入口に立てるかもしれません。
12月も残っていますが、私自身も楽しみながら発掘し、歴史の視野を広げていきたいです。
その過程で、誰かがこの本読んでみようと思ってくださったのならとても嬉しいです。