本のつまみ食い。
回転寿司に行った時、よく食べ比べを頼みます。
2貫ずつじゃなくて、同じネタでも1貫ずつ調理法が違うものだったり、部位が違うもの。
いつもは頼まないネタでも食べ比べで頼んで、意外と美味しいという発見もあります。
食べることは好きだけれど、多く食べられない体質なので、量は少なくても満足度が高いものを頼みがち。
なんだか読書も似ているかもしれない。
1冊を一気読みするのも達成感があるけれど、1冊を読んでいる途中で引用されている本があって、その本が自分の本棚にあったら手に取ってしまう。
例えば、『暇と退屈の倫理学』を読んでいた時、パスカルの気晴らしとラッセルの幸福論が取り上げられていました。
ちょうど本棚にあったので、手に取って該当箇所とその前後を読んでみると。
引用されていても、原典(訳されているけれど)で見ると、ああこういうつながりで書いていたのね、と気づきます。
書かれた年代が違っていても、今にも活きているなと思ったり。
当時だからこそ書けたことで、現在で見たら実現していないと感じたり。
(それはそれで、なぜ?が生まれるので刺激になりますね)
1冊の本を最後まで読むのも楽しいけれど。
途中で立ち止まってほかの本をつまみ食いして戻ってまたつまみ食いして。
そういう読書も、別の楽しみがあります。
※画像はBing Image Creatorで作成しています。
プロンプトは以下の通りです。
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