エコバッグを持ち歩いて気軽にSDGs目標達成に貢献しよう!
近ごろ耳にする機会も増えてきたSDGs。
国、団体、個人が一致団結して取り組むことが大切とされていますが、個人でできることってなかなか思いつきませんよね♪
「気軽にSDGsに取り組みたいな」
「節約にも繋がると嬉しい」
そんな皆さんにオススメなのがエコバッグ★
今回はエコバッグとSDGsの関係性について見ていきましょう。
■SDGsとは?|基本内容ざっとおさらいしよう!
2015年に期限を迎えた国際目標、「MDGs(ミレニアム開発目標)」の後継として採択されたのが「SDGs(持続可能な開発目標)」です。
MDGsが途上国を中心にしたものであったのに対し、SDGsは、「誰一人取り残さない」という宣誓のもと、先進国に関することも多数定められており、2030年までに現代の国際社会が抱える問題を解決することを主な目的として取り組まれています。
SDGsの目標をご覧ください。
・目標1「貧困をなくそう」
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
・目標2「飢餓をゼロに」
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
・目標3「すべての人に健康と福祉を」
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
・目標4「質の高い教育をみんなに 」
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る
・目標6「安全な水とトイレを世界中に」
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
・目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
・目標8「働きがいも経済成長も」
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
・目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
・目標10「人や国の不平等をなくそう」
各国内及び各国間の不平等を是正する
・目標11「住み続けられるまちづくりを」
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
・目標12「つくる責任 つかう責任」
持続可能な生産消費形態を確保する
・目標13「気候変動に具体的な対策を」
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
・目標14「海の豊かさを守ろう」
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
・目標15「陸の豊かさも守ろう」
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
・目標16「平和と公正をすべての人に」
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
・目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
目標には、それぞれ複数のターゲットが合計169個設定されています。
・目標達成のために何が求められているのか
・どんな未来を築こうとしているのか
・国際社会が抱える問題ってどんなもの?
いろいろなことがターゲットから分かるので目を通してみてください★
■エコバッグで海のゴミや健康被害のリスクが減る!|海洋プラスチックと人体への影響
2020年7月から始まったレジ袋の有料化。
これはプラスチックの削減を目的としたものです。
プラスチックは加工が簡単で普及している分、ゴミ問題や環境汚染、また人を含めた生物にまで問題が発展してしまっているため、早急に対策し実行しなければなりません。
プラスチックゴミ問題として、まず思い付くのが海洋プラスチックゴミ。SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」にも明記されていますよね。
例え海の無い街であったとしても、プラスチックゴミが雨や風に乗って川に辿り着き、最終的には海に流れ着いてしまうことも・・・
ちなみに海に流れ込むプラスチックごみは年間500万~1300万トン!
世界経済フォーラムによって、2050年には海洋生物よりも海洋プラスチックゴミの方が多くなるとの予測も出されています。
また、マイクロプラスチックになってしまうことも問題のひとつ。
【マイクロプラスチックとは】
海などに削られてできた5mm以下のプラスチック片のこと。
海洋プラスチックゴミがマイクロプラスチックとなることで、海洋生物がエサと間違えて食べてしまい命を落としてしまうほか、マイクロプラスチックを食べた海洋生物を、陸の動物や人が食べることで健康被害のリスクも。
米疾病管理センターの調査によると、6歳以上が対象の国民健康調査で、93%の人からBPA(ビスフェノールA)が検出されていると発表しました。
【BPAとは】
プラスチックに含まれる化学物質。食品に溶け出すことが知られており、発達障害やアルツハイマー型認知症、喘息などに影響があるとされる環境ホルモン問題の原因とされています。
エコバッグを持つことで、一気にこれらの問題が無くなるわけではありませんが、レジ袋の需要が減ることは、未来の私たちや地球にとってプラスになると言えますね♪
■エコバッグは節約にもオススメ!
レジ袋が有料となりましたが、1枚数円~数十円と安価なため、毎回購入しているという方も多いのではないでしょうか?
しかし、安価といえど年間で考えると結構な額に!
以下は大手コンビニ3社のレジ袋販売価格です。
セブンイレブン
・レジ袋(小):3円
・レジ袋(中):3円
・レジ袋(大):3円
・弁当用袋:3円
・レジ袋(特大):5円
ローソン
・レジ袋(S):3円
・レジ袋(L):3円
・弁当用袋:3円
ファミリーマート
・レジ袋(小):3円
・レジ袋(中):3円
・レジ袋(大):3円
・弁当用袋:3円
コンビニに毎日通うという方も多いハズ。
レジ袋の購入頻度を減らしてエコバッグを持てば節約に繋がります★
■レジ袋を貰わない人が急増中!
令和2年3月に環境省が行った調査で、「1週間、レジ袋をつかわない人」が3割だったことを受け、レジ袋チャレンジをスタート!
「レジ袋をもらわない人の割合を6割に!」というコンセプトで、エコバッグに普及に取り組むチャレンジは、令和2年11月の調査で目標を達成!「1週間、レジ袋をつかわない人」は、3割から7割に増加したと報告しています♬
普及率も全体の8割(男性5割、女性8.5割)と上昇中です。
■エコバッグを持とう!
この記事ではエコバッグとSDGsの関係についてご紹介しました。
エコバッグを持つことでスグに深刻化している問題が解消されるわけではありませんが、未来にとってプラスになることが分かりましたね♪
エコバッグは普及に伴い、さまざまなデザインや機能性のものが販売されるようになっています。まだエコバッグを持っていないという方は、ぜひお気に入りの1枚を見つけてみてください★
▼参考サイト
・派遣deパート|レジ袋が有料化!お気に入りのマイバッグでSDGsの第一歩を
・経済産業省|レジ袋削減にご協力ください!
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