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性教育は「0歳から」始めます♡

こんにちは。
公認心理師のおのゆきです。

性教育は何歳からですか?

というご質問をよくいただきます。

その答えは・・・
「生まれた瞬間から」が正しいのではないでしょうか。

ーーラジオで聞きたい方はこちらーー

赤ちゃんのコミュニケーションのはじまりは
◎ママのおっぱいを飲むこと
◎おむつを替えること
◎お風呂に入ること

ここからスタートですよね。

つまり、日常のケアを通じて親子のコミュニケーションを育むことが基本スタイルです。

これは、ママのタッチが幸せなエネルギーとなり
子どもは自分の身体を理解し、自分という個体を認識するという
スタートなのです。

0歳から1歳までの間は、
赤ちゃんはママのおっぱいを吸う
この唇の動きから快感を得ます。

これは、心理学者のジークムント・フロイトが提唱した
「心理性的発達の段階」における
第1段階の期間です。

この期間は0歳から2歳までの乳幼児期を目安にしており、
赤ちゃんは、口から世界を経験するとされています。

赤ちゃんにとって、初めての性の快楽は
ママのおっぱいを吸う、哺乳瓶の飲み口を吸う
この幸福感と快楽ということなんですね。

実は、この経験は人が性格を形成していく上で
重要な経験のひとつです。
この口唇期の時期に、安心感とママとの信頼関係を
築くことができた赤ちゃんは、楽観的な性格面を持つなどの
メリットもあります。

フロイトによれば、この期間に十分に快楽を経験できない
もしくは、過剰に快楽を受けたりすると
大人になったときの性格に影響がでる可能性があるそうです。

例えば、
大人になってタバコを吸う
ずっとガムをかむ
爪を噛む
過食する
など、原因がわからず気を付けているのに
なぜか、やめられない・・・。

そんな方は、性格が形成される環境に影響されているかもしれません。

保育園や幼稚園で
ずっと指しゃぶりをしている子。
これは、吸う快楽が不足しているか、調整ができない可能性があります。
ママに話を聞くと、
最近下の子が生まれて、かまってあげられませんでした。
実はおっぱいが出なくて、ミルクだったんです。
寝る時は別々に寝ていました。

など、寂しさより欲求が満たされていない部分がある
そんな環境になっている場合が多いです。

理論がすべてではありませんが、
私は0歳からの性教育という視点において
フロイトの理論は大変参考になると考えています。

小学生になって不登校になった。
中学生、高校生になって引きこもりになった。
そんな親御さんがカウンセリングに相談に来たときのことです。

成育歴や幼少期の過ごし方、
子どもへの接し方など
さまざまな視点で、ママと子どもを読み解いていくと

0歳から5歳の頃の親子関係の築き方が
影響していることが多いです。

でも、気づいたその日からやり直せます。
不登校も、親子関係も2週間~1か月で根本的に解決に向かうかかわりについて考えていくことができます。

性教育というと、
SEXの話、妊娠の話、避妊の話というイメージになりやすいですが
そもそも生まれてきたこと自体が奇跡であり、
子どもはママを選んでその土地、その家庭に降りてきます。

性=生まれること
ママのおなかから出てくる。このことが性すべてなのです。

まずは、生まれてきてくれてありがとう。
育ってくれてありがとう。
おっぱいが飲めてよかった。
体重が1キロ増えてよかった。
身長が10センチ伸びてよかった。

その繰り返しで、今ここに子どもがいます。

子どもは栄養があれば勝手に育つのではなく、
心を育む声かけをしていくことで、
心が育ち、ママ以外のヒトとも信頼関係を築いていく
勇気がでます。

0歳からはじめる性教育
自分を知ることは、自分を愛する第一歩です。

皆さまの心が光で満たされますように。

■講師紹介
おのゆき
大学で心理学・産業組織心理学を学んだあと、上場企業全国トップ営業マンに伴走。FC2店舗運営や医療機関運営の経験を経て、33歳第一子出産の2か月後に起業。子育てをしながら心理学・愛着形成の実践、性教育発信。健康経営アドバイザーとして女性活躍・女性特有の健康課題に向き合う研修を行う。公認心理師・精神保健福祉士・キャリアコンサルタント
ホームページ:https://www.yurala.net 
X(旧Twitter):https://x.com/yurala_yukie  
おのゆきラジオ:https://stand.fm/channels/661be344f95ea2f8e40403a3




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