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プラ容器の代わりにガラス容器を使う

今まで、何の疑問も持たずに使っていた、プラスチックの保存容器。
特にお気に入りは、ちょうどご飯1膳分が入る、ポリプロピレン製のタッパーで、炊いたご飯を小分けに冷凍するのに重宝していました。

でも、この便利なものには2つ問題点があります。
1つは、変形したり色やにおいが残ること。
電子レンジでチンした時に、容器内にこんな白い跡が残ってしまいました。耐熱温度を超えてしまったのか、溶けてしまったみたいです。

溶けた容器の跡。身体に害がないといわれていますが、なんとなく不安。

2つには、「燃えるゴミ」になることです。
金沢市では、プラスチック製品は「燃えるゴミ」です。ポリプロピレンはPPと表記されていますが、これは「容器包装プラスチック」には含まれません。つまりリサイクルされないのです。

そこで、代わりになるものはないか?と探して、ちょうどいいものを見つけました! 

ダイソーで購入した、耐熱ガラス食器蓋つき。310ml。

本体はガラス。ふたは残念ながらポリプロピレンです。
重さは約5倍。プラスチック容器が約40gに対し、ガラス容器は約250gです。

お弁当用に持ち運ぶにはちょっと重たいですけど…。
色移りも匂い移りもほとんどなく、電子レンジ、オーブンや食洗機もOK。長く使えます。

ガラスはリサイクルされる?

ガラスのリサイクル率はプラスチックに比べて非常に高いですが、日本は諸外国に比べると、リターナブルびんのリユースではなく、ワンウェイびんのリサイクルのほうが比重が大きいそうです。
リターナブルびんとは、ビールびんや給食の牛乳びんなど、そのままの形で何度もリユースされるびんのこと。そういえば昔は家でもびんビールをケースで買って、酒屋さんが回収に来ていましたね。

1回使ったら終わりのワンウェイびんの回収率も高いとはいえ、集めて洗って溶かして…製造から廃棄の間のCo2排出は高くなってしまいます。

また、ガラスびんは重量が重く、輸送の際の燃料も、プラスチックボトルに比べて多くかかってしまうというデメリットも…。
カルピスに始まり、ワインや液体調味料が次々とびんからプラスチック容器に変わっていったのは、輸送コストをダウンするため、という理由もありそうですね。

正しい消費者になるのは難しい

なんかこの、「環境にいいと思って選んだのに、意外にそうでもない」という現象に直面することが多いんですよね。容器包装プラスチックを一生懸命分別してもリサイクルされずにほぼ燃やされているとか…。
正しい消費者になるということはとても難しいことだと気付かされます。



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