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【vol.9】個人でできるSDGsとは?《人命救助でSDGs!?》

コツコツと、しつこく続けていきます(笑)

SDGsの”ターゲット”の内容は、壮大なものが多いですが、よくよく読んでみると、一人ひとりが心がけることで達成可能なものもあります。

私が思う代表的なものは、これ!

【ゴール3】すべての人に健康と福祉を
【ターゲット3.6】 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。


どうでしょう?

これなら、一人ひとりが心がけることができると思いませんか?

例えば、運転しながらスマホを操作する

ながらスマホ

この罰則が強化されたのも、この目標を達成に近づけるための一つの施策として効果的なのでは、と思います。

もちろん、

「自分自身が交通事故を起こさない、巻き込まれないように注意する」

これは大切ですが、それに加えて、

自分が交通事故を発見したときに、負傷者の命を救う手助けをする


これができたとしたら、さらによくありませんか?


そこで、ひとつ効果的なのが「救マーク」という認定制度です。

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『救命の連鎖』は、「心停止の予防」・「心停止の早期認識と通報」 ・「一次救命処置」・「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」の四つの輪で成り立っており、この四つの輪が途切れることなくすばやくつながることで救命効果が高まります。
市域が広い京丹後市では、突然のけがや病気におそわれてから救急車が到着するまでに時間を要するケースもあり、 現場に居合わせた市民による応急手当が行われるか行われないかが、その後の生存率や社会復帰率に大きくかかわってきます。 そこで京丹後市では、平成18年11月から上級救命講習の修了者の方が常駐する大型店舗や、観光施設に「救マーク」プレートを交付する制度をはじめました。(京丹後市消防本部:ホームページより)https://www.city.kyotango.lg.jp/kcfd/kyukyu/1199.html

私の住んでいる市にはこの制度があり、現在93事業所が認定を受けているようです。

現場に居合わせた市民による応急手当が行われるか行われないかが、その後の生存率や社会復帰率に大きくかかわってきます。

これが重要です。

なぜなら、実際に救急車を呼んでからそれが来るまでに平均で9分ぐらいの時間がかかる、とのことだからです。

そのおよそ9分間の間に何ができるかが、人命を救う鍵になることも実際にあるようです。

救マーク認定講習(「上級救命講習」でもあるようです)では、”応急手当”と”救命処置”ということで、心臓と呼吸が突然止まってしまった場合の心臓マッサージ(胸骨圧迫)や、AEDの使い方、止血のやり方、傷病者に適した姿勢にするための方法、保温のやり方、搬送の方法などなど。。。

様々な場面に応じたあらゆる処置の方法を実践的に学ぶことができます。

◆AED(エーイーディー)
自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき)。心停止(必ずしも心静止ではない)の際に機器が自動的に心電図の解析を行い、心室細動を検出した際は除細動を行う医療機器。除細動器の一つであるが、動作が自動化されているため施術者が非医療従事者でも使用できる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/自動体外式除細動器(wikipediaより) 

実際に、住民により目撃された突然の心停止のうち、救急隊が到着するまでAEDによる電気ショックが行われなかった場合の1ヶ月後の社会復帰率は18.9%だったのが、

救急隊が到着するまでの間に住民が電気ショックを行った場合は、43.3%で、約2.3倍の差(!)があったようです。

この事実を知り、また、AEDを講習で実際に使ってみて、これがあるとないとでは大違いだな、と感じました。


なかなか普段は意識しませんが、皆さんも

どこにAEDが置いてあるのか?

を知っておくと、いざというときに役立つと思います。このサイトに全国のAEDマップがありますので、是非、ご自身のまちのところをチェックしてみてください。「意外と身近にあった!」ということに気付くのではないでしょうか?

「日本救急医療財団全国AEDマップ」https://www.qqzaidanmap.jp/


「救マーク認定」の実際の交付は今年(2020年)の秋頃になりそうですが、私の事務所も無事にもらうことができそうです。

ただし、認定を受けてからも2~3年間隔で再受講することが推奨されているようなので、また講習を繰り返し受けて、意識を高めたいと思っています。

私はこの救マーク認定を受けている事業所には、是非、ゴール3「すべての人に健康と福祉を」を掲げていただき、有事の際に機能するようにしていただきたく思います。

そして、救マークに限らず、この応急手当や救命処置ができる住民がたくさん増えると、より安心で助け合いのできるまちになるんじゃないかな?

こんな風に感じた、今日この頃でした☆

【追記】
この救命講習の様子は私が所属している京丹後青年会議所のブログでわかりやすく解説されていますので、是非ご参考に☆
http://www.kyotangojc.com/2020/reports/救命の連鎖%ef%bd%9e慌てず、素早く、時間を惜しめ%ef%bd%9e/


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