女性と環境と私(愛するあなたのため)
こんにちは!みきてぃです。
SDGレディーs、5回目の記事は「女性と環境問題ーSDGsっておもしろい!ー」についてです。
タイトルは、懐かしの名曲「部屋とワイシャツと私」から頂きましたが、きっと平成以降生まれの人は気づいてくれないから、自分から言っちゃう…くすん😢
さて今回は、SDGsっておもしろいなぁー!と私が感動した出来事をシェアさせてください😊
環境にはまったく興味はなかったけれど…
女性と環境問題、実はそれらが深く根付いているって、知ってました??
私は、まったく考えたこともありませんでした。
前回の投稿で、青年海外協力隊としてフィジーの女性省に勤めていたことを書いたのですが、私は前職の経験から、男女共同参画や福祉、在住外国人支援などには興味があったのですが、環境に興味を持ったことは、これっぽっちもありませんでした。
これっぽっちも、です。
エコバッグ?いやいや、ビニール袋いるやん。
割り箸禁止?間伐材使ってるからいいんちゃうん(知らんけど)。
裏紙利用?新しい紙に印刷する方がやる気出るし。
いちいち面倒くさいな〜、が口癖の面倒くさ子でした(今もやけど)。
環境命のかずみんとフィジーで出会った時も「私のことは、破壊神って呼んで。環境には興味ないねん〜(だから、強要してこないでね)」って自己紹介したくらい(今思えば、本当にヒドイ、ごめんね😭)。
それが今や、カバンにはエコバッグを潜ませ、今日はかずみんのこの記事を参考に、保冷材から自家製消臭剤もつくり(えっへん)、そしてたまにするエシカルな買い物で普段隠れている乙女心を爆発させてます😘
面倒くさ子から、ちょいとエ・シカル子へのすごい変わり身!そのきっけが、まさにSDGsでした。
↑お気に入りのケニアのママたちが編んだバッグ。可愛いぃぃぃぃぃ(普段埋もれてしまっている乙女心)。
女性省なのに環境のことばっかり…
SDGsを知ったきっかけは、女性省での勤務も2年目にさしかかったとき、急に配属先が環境のイベントばかりをするようになったこと。
イベントには、皆さんご存知のSDGsのこのマークたちが貼り出され、Climate Change(気候変動)という単語が、昔のオバマ大統領のYes, we can! くらいの頻度でフィジーの空に響き渡っている。
初対面の職員には、「みき、日本の気候変動はどうなってるの?」と聞かれる日々。「え?私女性省で働いてるのに、なんで気候変動のこと聞かれるん…。知らんやん…。」と、次第に生まれるもやもや。
「なんで女性省なのに環境のことせなあかんの?環境省があるんやから、そっちの予算でしたらいいやん。」と勇気を出して同僚に訊いてみるも、「知らんけど、本部からやれって言われてるねん」
何やねんそれ、誰も理由わかってないんかい…そこで、環境への取組みがなぜ必要なのかを自分なりに調べてみることにしました(気候変動のことは、環境部門に任せたら?と提案しようというつもりで…)。
繋がっていた環境破壊とジェンダー問題
環境問題には未だに色々な議論がつきまとっているとは思いますが、環境破壊が進むと、一般的には、自然災害が甚大化すると言われています。
そして、自然災害が甚大化すると…何が起きるか。
農業などの一次産業は、作物ごと何もかも流されてしまいます。
国連の統計によると、世界の農業従事者の約43%が女性であり、過去には、アフリカ諸国の農業労働力の60%から80%、サハラ砂漠より以南ではその70%から90%が女性であると報告されたこともあるそうです。
ところが、途上国の女性にとっては、未だに土地を保有すること、ローンを組むこと(銀行口座を持つことすらも大変なステップ)、農業組合やコミュニティでの発言権には大きな壁があるのが現状。
↑同僚は女性たちに銀行口座の開設方法を説明し、私はマイクロビジネスの帳簿のつけ方や貯金のためのお小遣い帳のつけ方を説明(けれどやはり農村地域に住む女性たちにとって銀行口座開設のハードルは高いと感じました。)
そのような現状の中、大規模な自然災害が起これば、銀行などから融資を受けることもままならない女性たちにとって、生活を再建することには非常に困難がつきまとい、ジェンダー不平等の観点からも、更なる貧困のループに陥ってしまうことが考えられるのです。
そのため、ジェンダーの平等を達成するためには、気候変動に具体的に取組むことが、実は女性の意思決定の場への参画促進や、金融サービス・行政サービスへのアクセスを論じるのと同じように重要なことなのだそう。
女性リーダーの育成も大事だし、DV防止も勿論大事だけれど、そもそも負のループに陥らないように、その前段階として環境を保護することが、やがて女性の支援に繋がる。…なるほど!と感動を覚えたのと同時に、そこまで何一つ考えが及ばなかった自分を反省したことを今でも覚えています。
私が適当に増やしたゴミが、回り回って、私がお世話になっているフィジーの女性たちに、フィジーに限らず日々懸命に生きる女性たちに悪影響を与えると考えると、単純にそれは嫌だなとも。
今までのように、一つ一つの課題を分けて考え、別のアプローチで解決しようとする縦割りの支援では解決しないほど、社会の課題ってきっと複雑化していて(きっと今回のコロナウイルス流行による課題も同じ)。
それは途上国の話だから関係ないでしょ、とも思いがちですが、実は日本で起こっていることにも全く同じように当てはまるそう。それについては、また機会があれば書きたい…。
SDGsって17個ターゲットがあるけど…
17個を一つ一つ解決していきましょう、ではなくて、今までの縦割りの取組みをやめて、横並びで一気に解決していきましょう、という目標。
だから、半分達成しました、とかは本来あり得なくて、0か100か2択の目標なんだよとも聞いて、なんかカッコいいなーと😊
そして、自分が興味があると思っていた女性支援と、興味がないと思っていた環境保護が繋がっていたことが、何よりも驚きで。
そうやって、目の前のことから、想像力を働かせて起こるであろう事象を考えたり、一つの課題が浮かび上がった時に、実はよく見てみると沢山の課題が絡み合っていたり。
物事を俯瞰的に見たり、はたまた関係なさそうな物事を繋ぎ合わせてみたり。
そして、自分の心に引っかかったことを小さなことでも行動に移してみたり。
そうそう、私、そういうことができる人になりたかった。
そんなこんなで、SDGsって全然難しくも意識高い系でもなくて、身近で面白いなぁということが、この記事で少しでも伝わ…るかな?
文書がとっちらかってしまいましたが…、伝われば嬉しいです😊
まとめると、皆さんの周りの、興味のあるあれと、興味のないそれも、意外と繋がってるかもしれませんというお話でした(まとめすぎたか?)。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!
みきてぃ
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