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突き詰めた先にあるもの

個人的なお話ですが、3年前から宝飾に関する勉強を始め、
2年前から資格試験の勉強を始め、(あと2か月で2年越しの最終試験!)
今年から株の勉強を始めたりして、
そのほかにもいくつかの分野の講座を同時進行して
特に今年は自分にとっての学びの年だなと思っております。

特に株の勉強が思いのほか楽しくて。
投資コミュニティに入って講座やセミナーを聞きに行ったり
Youtubeやオンラインセミナーを聞いてみたりしているうちに
知らなかったことを知ることがとっても増えて。
わくわくしています。

その中でこのところハマっているのが投資家テスタさんの出ているYoutube。
彼が出ているもの、結構たくさんあって、
今AIのおススメ動画に従って、いろいろ見ています。

お恥ずかしながら投資に興味がなかった去年まで実は存じ上げず、
みなさまからは、「今更!?」って思われると思うのを承知で
ここにカミングアウトしております(;^_^A

基本として、テスタさんのフラットでindependentで
淡々としたスタンスが大好きなんですが、
そこが私に刺さるには理由があります。

マヂラブの野田さんが動画内で「テスタさんの言ってること、
プロゲーマーの言ってることと同じなんだよな」
っていうのを聞いて至極納得。

というのは、私の場合だと、私が直接存じ上げている
世界的に有名なプロクライマーの方々の言ってることやスタンスと
同じなんです。


私は10数年前、初めて高尾山に自分の足で登ってから、
10か月後にはヒマラヤの高峰8000m峰の頂に立っていました。
それまで都内でお勤めの普通のOLだったし、
もともと体育会とか入ったことないし、
登山はその高尾山が初めてだったし、
特別なトレーニングを何年も積んで
高所登山に挑戦している諸先輩方からは、
ナメてる、と思われてたようですが
事実として、普通に運動不足のOLだった私が、
爆速で8000m峰サミッターになりました。

ただし、何もしなかったわけではありません。

高尾山の初日帰り登山
→1泊2日の雪山訓練(何度も)
→4泊5日の雪山バリエーション(何度も)
→富士山の日帰りトレーニング
(5合目から頂上、おはち巡りして5合目に戻ってくるのに7時間以内でした。当時。)
→スイスとフランスで練習登山
→カトマンズ現地集合
→8000m峰登頂
これをスーパー効率的にOLしながら10か月間でやっただけ。


ザックにプリングルス差してるのが私です。
ザックの外ぽっけにモノを差すのはやめましょうw


時間と安全をお金で買い、猛烈に楽しく行動していると、
気づいたら尊敬できるクライマーの方々と知り合うことができて。


彼らの言動、一緒に山に入っているときに聞くエピソード、
テントで過ごしているなかでの雪山での生活技術、
山へ向かうスタンス、それぞれのクライマーの方々には
すべてに彼らの一貫性がありました。

プロクライマー、というと、知らない方からは、
危険を冒してでも危ない岩壁や雪山に登りたがるひと、みたいな
冒険的イメージもあるかもしれません。

それは、真逆です。
彼らほど、論理的で理性的で客観的で。
極限までリスクをつぶし、全てを計算して行動している人たちを
見たことがありませんでした。
それまでの私の人生では。

これに関しては、私がどんなに言葉を尽くしても、
実際に彼らの行動を間近で見て、一緒に山に入っていた私にしか
わからない部分もあってもどかしいんですが。

彼らは、目的が明確で、情報収集をきちんとして
経験則も踏まえながら決して感情にながされず。
それに向かって論理的に理性的にすべての瞬間に判断を下し続ける
メンタルとフィジカルのタフネスがずば抜けていて。
だからちゃんと生きて戻ってくるし、評価されても決して奢らず、
(私だったらPiolet d'Orとったら、もうそれで有頂天になっちゃいますけどw)
客観性を保っていること。

公の場でいえる表現は限られますが、
私が彼らと近しく過ごした期間に感じたのは、
ある一つの到達点まで突き詰めたことのあるひとの強さ、
メンタルのあり方、attutudeの美しさ。美意識ともいえるような。




自分の知ってる世界にもこういうひといるな。って
テスタさんを見て思ったから
とても共感できたし、納得したし、行動が伴っているし
だからあらゆる事態に対する引き出しを持っているし。

なにかひとつでも突き詰めたことがあるひとの見てる景色って、
なにか同じ要素がある気がします。

だから最近の推しをテスタさんにしてますw


キリマンジャロの登頂日は吹雪の翌日でした
吹雪のなか雷がガンガン落ちる中登山したの初めてでした^^;



自己責任、って言葉、登山の世界でも、常識なのです。

ヒマラヤ登山に参加するには
オーガナイザーといくつか契約書を交わします。

ここで誤解の無いように。
契約書にサインしたからって
誰も登山で死んでもいいなんて思ってる人いません。
私も、趣味の登山で死ぬつもりなんて全くありませんし、
趣味じゃなくてどんな理由でも死んでいいなんて思いません。

ただシンプルに、自分の選択に自分で責任を持つ、ということだけ。
目的は楽しく充実した人生を送ること。

だから、
契約書を交わす=山で何かあっても死んでもいい、と同義でないこと、
わかりますよね。


自分で選ぶから、リスクを極限まで無くすんです。
目的は、楽しく自宅に帰ることだから。
登頂することが目的ではありませんでした。少なくとも私は。

なので、すべての行動に後悔が無いよう、自分で選択を重ねました。
ヒマラヤ登山はチームで行動します。
だから、じぶんで決められることにも限りがあります。
だから信頼できるひとのチームに参加しました。



私にとっては登山は楽しいもので、同時に安全第一、
山に居ることがHAPPYのひとつであり、元気になれること。
山は標高じゃないし、どんな山にも、素晴らしさがある。
だから、高尾山も富士山も、モンテローザもビンソンマシフも。
全部同じです。


ネパールからの帰国後当時だけでなく、
いまだに、ごくたまーに言われて違和感がすごいことあります。

「雪山登山が好きだなんて、命かけるほど、好きなんだね~」

ちょっとマジで薄っぺらすぎて、リアクションに困ってます。
これ言ってきたひととは、即刻距離置いてるw
言霊を信じているし、こういう言葉を軽はずみに口にする人とは
私は近くに居たくないだけ、ってものあります。

これ。
なぜ、雪山登山が好き=命かける、
の図式が成り立ってるんでしょうか。

じゃあ、ゴルフが趣味な人に、「命かけてるんだ~」って言います?
ゴルフだって、ドライブだって、自宅で夜中までゲーム三昧だって、
何があるかわからないのは同じなのに、
どうして雪山登山だけそうなっちゃうんだろ。


私としては、天候、ルート、降雪や周辺のコンディション、装備、
自分の体調、同行者の選択、ありとあらゆることを考慮に入れて
限りなくリスクをゼロに近づけて、いつでも下山の用意がある状態で
山に入ってるんです。プロに同行をお願いするコストも当然かけてます。
(海外登山の途中でも、登頂まで200m、あとちょっとで核心抜けるってとこでも
自分で降りる判断したこと、全然あります。
海外登山、しかも個人で現地の山岳ガイドさんとヘリをチャーターし、
びゅーんってショートカットして体力温存していろいろ計算して臨んでも、です。
だって安全第一で元気に帰ることが私は一番だから。)

これ、理解して頂きたいのは、
自力で回り道をしながらも自立した登山者として
自己の成長を登山において成している方々と、
私との行動のギャップは、価値観の違いでしかないので、
良し悪しとか優劣ではないことをご理解いただきたく。


一貫性があることこそに、信頼がある、ってなにかで読みました。
だから、チャラいひとでも、いつ何時でも常にチャラいならば信頼できる、とw

分かる気します。とっても。


自分の言動に一貫性のあるひと、確かに魅力的です。

日常生活の中で、いつも何かを貫いてるなんて疲れちゃうけど、
何か過去の経験や、いままで頑張ってきたことがある人、
突き詰めた経験がある人を尊敬するし、
そう言うひとにしか見えない景色があるんです。

そういう世界を見たひとと、お話しててちょっとだけ
垣間見させてもらえることに私は嬉しかったりします。


今は、いろんなすごいひとのお話をいつでも触れることができる環境で
すごいなあ。






💎毎日が自分だけのお気に入りを探す旅💎
















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