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雑記帳

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雑な記録を略して雑記帳です。内容が不正確でも気になったことをほぼ時系列で記録できたらいいなと思っています。
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2022年10月の記事一覧

韓国ソウルのハロウィン圧死傷で学ぶこと

多くの命が失われた痛ましい事故ですが、日本も経験しているからこそ何かを学ぶべきだと考えています。浅はかな考察ですが、何かにつながればとメモします。 人混みを外から押すと自分の知らない誰かを殺す可能性がある。誰かに大切に思われている誰かを。 人混みにいると自分の知らない誰かに殺される可能性がある。私の苦しむ声も様子も気づかない、ただ眼の前の人を押しただけの誰かに。 人は圧迫されると立ったままでも死ぬ。成人女性の平均体重を50 kg、成人男性の平均体重を70 kgと考えると

遺灰の保管容積が足りないのに重量で議論するおかしさ

遺灰保管容器の空き容積が足りないから貴金属を抜き出したというニュース、容積の問題が重量の議論にすり替えられています。 金属は密度(体積当たりの重量)が大きいので体積を重量にすり替えると変化を大きく見せられます。例えば金は密度が約19 g/cm^3なので1 cm^3減らせば19 g減らせます。逆に19 g減っても体積は1 cm^3しか減りません。 具体的には記事中の金7.2 kgは378 cm^3、その一辺は7 cmです。銀など他の金属もあるのでこの体積でも減ることは有意義

イエス・ノークエスチョンでは不明も答え

イエス・ノークエスチョンというと回答は「はい」「いいえ」だと思ってしまいますが、そういえば「分からない」「不明」も答えなのですね。 イエス・ノークエスチョンを使うとき、命題Aの真偽は仮に不明です(明らかなのに話のネタや確認として使う場合もありますが)。ただ、考えても真偽が定まらないことはよくあります。イエス・ノーで訊かれるとついどちらかを答えてしまいますが、元から不明なものは不明でもおかしくないはずです。 他人の質問への回答に限らず、自身の考えへの答えも「やっぱり分からな

考えを散らばらせる抽象化とイエス・ノークエスチョン

考えを散らばらせる原因に抽象化があって、その対策としてイエス・ノークエスチョンが使えるかなと思いました。 「A→Bを主張したい!」と考えていたのに気づくと「A→C。うん、まあそうだよね」となっていることがあります。CはたいていBよりぼんやりした概念(抽象化された概念)で、Cを持ち出すとBは当たり前になります。 例えば「ある動物はなぜ生まれた/死んだか」を考えていると「生物は生まれる/死ぬもの」に行き当たります。元は定義が正しい前提でその具体例を考えていたはずですが、気づけ

おしりふきで赤ちゃんの口まわりを拭いて怒鳴られた女性を見た投稿を読んで考えること

第三者の目撃談投稿で話題になったとしてYahoo!ニュースで記事まで出ていますが、次の点が気になっています。ちなみに記事のコメント欄は確認時点でかなり冷静です。 その投稿は真実か。 その投稿の目的は怒鳴りへの苦言か、おしりふきが口まわりにも使えることの周知か。 真偽に関わらず周知目的の場合、苦言との区別は明確であったか、エピソードの記載は必要であったか(記憶定着目的を含め)。 真偽に関わらず周知目的の場合、最近子育てに関与していない個人に最近の子育てを学ばせる意義を提

Yahoo! JAPANが想像以上に個人情報を外部提出(流出)していた

Yahoo! JAPANのパーソナルデータのダウンロードから「パーソナルデータの提供記録」を確認したら想像以上に個人情報が提出(流出)されていました。Yahoo! JAPANは「提供」と表現していますが、契約書に細かな文字で記載されていたにせよ、いつの間にか有効になっていた設定で個人情報やそれと紐付けられる情報が提供されていれば「流出」は過剰表現ではないと思っています。 ヤフーサービス利用時の登録情報(決済手段、運転免許証の情報 など) ブラウザ・アプリ・端末情報(アプリ