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バスケ好きがサッカー好きになるまで

私(てつや)は学生時代アメリカ、ワシントン州のシアトル近郊に留学していました。当時シアトルには「シアトル・スーパーソニックス」(以下「ソニックス」と呼びます。)というNBAのチームがあり、元々大のバスケ好き・NBA好きだった私は週末試合がある度にアリーナに観戦に行くようになりました。

ソニックスの本拠地『キーアリーナ』。懐かしい!

アリーナで試合を見た後は、地元の友人たちとビールを飲みながら「あのプレイは良かった」とか「あの選手だったらどうプレイしただろう」とか好き勝手喋るのが至福の時間。留学を終え日本に帰国後も、好きな選手のジャージを身につけてTV観戦をしながらソニックスファンを続けていました。

シアトルでよく遊んでいたデイモンとエリック。そして謎のヘアスタイルな私(笑)

ところが2008年、ソニックスは別の都市に移転することになってしまいます。当時私もかなり落ち込みましたが、何よりビールを飲みながら語り合った地元シアトルの友人たちの落胆ぶりと憤慨っぷりは相当なものでした。しかも移転先ではチーム名すら変わってしまうとか。「もうあの頃のように応援できない」、そう思うとやるせなくて悲しくて。共通の話題が1つ減ってしまった友人達ともいつしか疎遠になっていきました。

ソニックスのロゴと共に「2008年から負けなし」と皮肉が込められたスマホケースを今でも使ってます(涙)

そんなにサッカー好きだったっけ?

それ以降、たまに友達に誘われてBリーグの試合を見に行ったりする程度で、特に贔屓にするスポーツチームに出会うこともなく過ぎていく日々。
 
そんな折、ひょんなことから「南葛SC」というサッカーチームを応援するようになったのですが(詳しくはこちらの記事を参照:能登正人|scratch_coffee|note)、
冷静に振り返ってみるとこんな疑問が・・・
 
「あれ、そんなにサッカー好きだったっけ?」(笑)
 
そもそもサッカーに関しては代表戦をたまーにTVで見る程度の「にわか」でしかなく、Jリーグを観戦しに行ったこともなければ、特に好きなチーム・選手がいるわけでもありませんでした。
 
それでも南葛SCの試合を観たいと思うようになったのは、結局のところ
 
「応援したい人がいるから」
 
これに尽きると思います。
 
当店に来てくれるまさがプレイしているのを見てみたい!というところからスタートし、チームメイトの選手たちとも交流する中で、みんなの活躍も見たい!という気持ちになり、どんどん楽しくなっていったのです。
 
こうして今では、店内に貼ってある選手の顔写真入りポスターを眺めながら、「あのプレイは良かった」とか「あの選手だったらどうプレイしただろう」とか好き勝手喋っています。そう、シアトルのあの日々のように・・・!

これを眺めながらずっと喋ってます(笑)

応援できるチームがある幸せ

今季、なかなか思うような結果を残すことができていない南葛SC。見ている私たちも悔しい気持ちになりますが、こうして自分のことのように喜んだり悲しんだり、熱い気持ちになれることがそもそも幸せなことなんだ思っています。
 
リーグ戦残りの試合、そして全社と今季もまだまだ見どころたっぷり。地元に応援できるチームがある幸せを噛み締めながら、頑張っている選手たちをこれからも応援していきます。そして最後には南葛ファミリー全員で笑いたいですねっ!
 
 
文: てつや

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