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【執筆記】暗喩・対比・オマージュ・象徴のわかりやすさのチューニング問題

今4作目の小説をゴリゴリ執筆中なのですが…

4/29追記)書き上げた小説がこちら


すば新に応募したので公表してない3作目、これは結構な量の暗喩や対比やオマージュを入れました。
(3作目執筆の顛末はこちら)

そして、「絶対これ私しか分かんないだろ」と思い、あとがきと称してその辺の解説を全てやっちゃう、という激ダサムーブをカマしました。

そう、暗喩も対比もオマージュも象徴も、読者に伝わらなきゃ何にも意味ないのでは問題〜。

ちなみに、上記の作品で入れた暗喩というか小ネタは、
・主人公の精神的成長に伴い、主人公が好きな作品(本と歌)のメッセージ性が真逆のものになる
・HIPHOPが小道具として登場するので、物語の山場の核心の一文(モノローグ)で割と長めの韻踏みをする
等です。

こういうの、自分はやってて楽しいけど、伝わらないと全くなんの意味もないですよね。
いや、読み手としてはこういう小ネタ?暗喩?がわかると「ウォー!!!」となるので好きなんですけどね。

そもそもこれって、西尾維新さんとかみたいな、この人の作品は伏線とか暗喩がいっぱいあるから深読みしてナンボ!みたいに作風として確立してるならともかく、
私のごとき素人の、ちょっと小説書いてみやしたエヘヘぐらいの奴がやることじゃないよねっていう話ですよ。

上に書いたけど、読者は「うわ、こことここ繋がってるやん!心象風景とリンクしてるやん!!ウォーーー!!!」というカタルシスを得たいわけで。
読んで欲しい、それに楽しく読んで欲しいなら、書き手はそのカタルシスを提供すべきだと思います。
1人で、これはワシしか分からんやろウヘヘ(   ω )とかやってる場合じゃないわけですよ。

ということを踏まえて、現在執筆中の4作目
⬇️こちら⬇️

(ちなみに今ググッたら、『水を縫う』というタイトルの、手芸男子が主人公の小説があり愕然としてます。絶対改題すっから涙)

これも小ネタ的なというか、暗喩なり象徴なり使ってますけど、大分分かりやすく(おお、これはこの感情を情景で表現してるな)と思ってもらえるだろう書き方をしている、つもり。
第二章時点ではそういうの全然ないけど、これから出てきます。
しかし逆に、「これってやらしくない?」「これってあからさますぎない?」という懸念も出てくるわけで……

ここのチューニングが、落とし所が、自分の中で見つけられておりません…。
ほんと、探り探り。
分かって貰えなきゃ意味無いけど、分かった人が「私には分かったぞ!」と思ってもらえる位の分かりにくさはあった方が良かろう、と思うと、さじ加減がすごく難しい。
結局腕次第なんでしょうけど…

とにかく、自己満足にならないようにしなきゃなぁと思うところです。
あと、いいタイトル考えなきゃなって涙

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