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NTTグループ内公募で新たなフィールドへ【NTT Digitalでともに挑戦を vol.7 前嶋懇辰】

ブロックチェーンをはじめ、デジタル技術の社会実装を担う存在として2022年に誕生したNTT Digital。本当の意味でweb3を見つめ、人々に価値を届けるNTT Digitalではたらく意義や醍醐味、挑戦を後押しする環境の魅力などを伝えていく企画が「NTT Digitalでともに挑戦を」です。

今回登場するのは、株式会社NTTドコモ新事業開発部事業プロデュース担当の前嶋懇辰(まえじまはるのぶ)。システムの完成がゴールではなく無理なく運用できるかが社会実装にとっては鍵となると語る前嶋。幼稚園に通う子どもの父親でもあるその姿にせまってみました。



大切にしているのは持続性や継続性、それが社会実装には欠かせない観点

【プロフィール】前嶋 懇辰
2001年NTTコミュニケーションズに入社し、VoIP(インターネット回線を利用した通信で用いられるIPに従って音声データをやり取りする技術)などに取り組んだ後、グループ内公募で2013年NTTドコモへ転籍。ユビキタスサービス部にてスマートフォンアプリケーションの開発、無線アクセスネットワーク部にて公衆無線LANサービスのシステム開発を担当。2020年以降はイノベーション統括部および経営企画部にて新規事業立ち上げに携わり、その中でweb3プロジェクトの立ち上げも推進する。現在は新事業開発部にてNTT Digital社と共にドコモのweb3サービス基盤の開発に取り組んでいる。


最初に前嶋さんのお仕事について教えてください。

前嶋 懇辰(以下、前嶋):NTTドコモ 新事業開発部にて、各種web3プロジェクトのシステム開発をNTT Digitalと一緒に行っています。

どのようなシステム開発に取り組んでいるのですか?

前嶋:最近では3月に提供を開始したデジタルウォレット「scramberry WALLET」のシステム基盤を開発していました。

前嶋さんが仕事に取り組む上で大切にしていることはありますか?

前嶋:大切にしているのは持続性や継続性です。システム開発に携わっているとあたかもシステムの完成がゴールのように見えてしまうことがあります。でも、重要なのはその後。どのように運用していくか、無理なく継続できるか、そのような観点が社会実装においても重要だと考え、意識して取り組んでいます。

2020年から前嶋さんはNTTドコモでweb3プロジェクトの立ち上げを推進していたということですが、これがNTT Digitalの設立につながっているのですか?

前嶋:そうですね。その頃は経営企画部に所属していてweb3業界や技術についてのリサーチなどを通じてNTT Digital立ち上げの起点に携わっていました。

そのように立ち上げから関わってきた企業で、今はたらいている気持ちはいかがですか?

前嶋:最初は片手に収まるくらいの人数から始まったものが、こうして会社として動いていて、個性あふれる人たちが集っている様子を見ると本当に感慨深いですね。また、web3の技術は日々進化し続けていてそれを学んでいけるのはすごく面白いです。既存のwebやクラウド技術にブロックチェーンという新たな技術を組み合わせることで、新しいサービスを実現できる、様々な先端企業と連携し、刺激を受けながら進んでいける、それはすごく楽しいですよ。

グローバルな目線でサービスを展開しようと挑んでいる

仕事を通して生み出していきたい価値はありますか?

前嶋:web3の根幹をなすブロックチェーンはどのような組織や企業にも依存せず、半永久的に動き続けるものといえます。わが子も含め、子どもたちが将来使ってくれるサービスを生み出していきたいと思っていますね。

半永久的に動くということは未来に続いていくものになるということですね

前嶋:そうですね。生み出したサービスも半永久的に使われ続けていく可能性があります。それは持続可能性という意味でも重要だと思いますし、NTTドコモグループだからこその安心感、信頼とも非常に親和性が高いのではと考えています。

その中でNTT Digitalの可能性をどう感じていますか?

前嶋: 国内事業を中心に展開していたNTTドコモにおいて、グローバルな目線でサービスを展開しようとしているのがNTT Digitalだと思います。それに向けて社員が努力しているところが大きな可能性なのではないでしょうか。

世界にも拠点があるのですか?

前嶋:グローバルに事業を展開するため世界各国に拠点を設置しています。たとえば、東南アジア市場へリーチするためのシンガポール拠点、シリコンバレーのTech企業との連携を推進するためのアメリカ拠点、そして技術やサービスの実証やweb3企業との提携を図るためのドバイ拠点があります。

グローバルでの事業アセットも強みですよね?

前嶋:はい。NTTグループ内には、国内最大のデータセンタプロバイダとして世界50カ国でITサービスを提供している企業もあります。グループ企業の力も最大限活用できることも非常に大きな強みといえます。

NTTでありながらベンチャーのような空気感

はたらく環境としてNTT Digitalのカルチャーはいかがですか?

前嶋:2022年に設立さればかりの企業としてNTTドコモグループでありながらベンチャーのような空気感があるのがNTT Digitalだと思います。各々に業務が任されており、勤務時間や勤務場所に縛られることなく自由に仕事ができる環境になっていますね。パートナー企業の皆さまと一緒に仕事をする機会も豊富にあるとともに、そのような場面でも会社や立場に関係なくコミュニケーションやディスカッションが行われているのが気に入っていますね。

フラットなんですね。

前嶋:30年以上のキャリアを積んでいる方もいるし、もちろん若手も多いですが、若いメンバーも含めて皆それぞれ得意分野があり年齢や役職にも関係なく尊敬できる人々に囲まれているなと感じています。組織というより、専門家集団という言葉が一番しっくりくるかなと思います。

NTT Digital ならではだと感じるポイントはありますか?

前嶋:非常にスピーディに物事を動かしていると感じています。その反面、ちょっと自分が油断していると取り残されそうになるのですが(笑)。組織がまだまだ小さいということに加え、web3という未知の領域に取り組んでいることが影響していると思います。ただ、何よりも大きいのは、今のインターネットのように、web3を誰もが自然に使えるようにしたい、とみんなが思って、挑んでいることだと思います。

小さな子どもがいても両立できる。夜の子どもの歯磨きと寝かしつけは私の仕事。

幼稚園に通うお子さまがいらっしゃるということですが制度面はいかがですか?

前嶋: コアタイムなしのフレックスタイムとリモートスタンダードは小さな子どもがいる私にとっては非常に役立っています。

子育てでは突然の出来事なども起こりますよね?

前嶋:はい。妻が外出予定の時に子どもの体調が突然悪くなっても、場所や時間の融通がきくので助かっています。また、子どもの行事にも積極的に参加できるのも嬉しいですね。もう一つ言えば、私自身、朝が弱くて(笑)。午前は在宅勤務で午後から出社できたりするのも助かっています。

一日のスケジュールはどんな感じですか?

前嶋: 時にもよりますが、朝、子どもを幼稚園バスに乗せた後、午前9:30から自宅でリモートワークを開始。当日のタスクや会議予定などを確認し、チャットの返信や資料作成などに取り組みます。正午頃、昼食を取り、職場へ移動。プロジェクトの進捗確認、システム要件や設計における課題に対するディスカッションなどを経て、午後7:00に退社。帰宅後は子どもの歯磨きと寝かしつけが私の仕事になっています。

最近ではお子さまとどのようなことをして過ごしていますか?

前嶋:幼稚園児なのですが、ゲームを一緒にやることが多いですね。特にマインクラフトで遊ぶのですが、今では子どもの方が上手です。

未来の成功をつかむため一緒にチャレンジしていきましょう!

いろいろお話をお聞きしましたが、最後に前嶋さんの未来への思いをお伺いできますか?

前嶋: 端的に言えば、弱者のいない世界です。海外だと口座を持てない人がweb3ウォレットを使っています。web3の技術を使って、informal economyからformal economyへの参画を推進していけるのではないかと考えています。アクセスを広げる、その意味でもweb3には大きな可能性が眠っていると思いますし、世界を変えていく力になると信じています。

これからの仲間に向けたメッセージもお願いします。

前嶋: 今、私たちが取り組んでいるweb3は、これからどのように進化していくのかがわからない未知の領域だと思っています。そのような中で私たちは、未来を切り拓こうとする情熱と、新しいことを学ぶ好奇心あふれる方とともに進んでいきたいと思っています。常に変化するビジネス環境に対応しつつ、未来の成功をつかむため一緒にチャレンジしていきましょう!

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