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アメリカ人ってどんな感じ?

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こんにちは。S.C.P. Japanのインターンをしています。さくらです。

アメリカに住んでいる人のイメージはどんなものがありますか? やっぱりピザを食べがちで、金曜日が日本人の五倍くらい好きで、世界の最先端を生きる人たちですか? どれも大正解です笑 でも、もしかしたら私がアメリカで感じたアメリカ人の印象や習慣は少し違うものかもしれません。私はアメリカの高校にしか通ったことがないので、エピソードは限られますが、いくつか私が気づいた日本とアメリカの違いについてお話したいと思います!

自分の意見と好きなこと

アメリカの学校はやっぱり一人ひとりの興味と意見がベースになっていると思います。いろんな国の人がいるからかもしれませんが、アメリカの学校は一人ひとりが持つ意見を引き出そうとしていると思います。英語の授業は勿論、歴史の授業でも自分で考えたり、分析する課題が多いです。

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例えば。。。
上の写真は歴史の課題ですが、写真を三枚ほど見て何がわかるかとか、その写真は本当に信憑性があるかなど、授業で習います。最初に分析とか意見交換をした後、最後に自分の考えを書かせる(例:2枚目の写真)ようなものが多いです。

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こちらの写真はスポーツとサイエンスを合わせた授業の課題です。この課題では、自分でクライアントの特徴を決めて、その人に一番あった運動メニューを考えるというものです。例えば、私はゆるく痩せるのが目的の人を選んだので、自転車を使って楽に目標達成を目指すなど。簡単な課題に見えますが、人によってはすごい深堀りしてます。実はこの授業は選択性なので、スポーツが好きだったり、将来トレーナーになりたい人が多いです。興味のあるものに取り組むことを、アメリカの高校では全力でサポートしてもらえます。

そして皆さんご想像つくように、やっぱりみんな自分の意見を躊躇なく言います。これはこういう形式の課題が多いし、何より誰かが全然違う答えを言っても、先生も周りも全力でその子をフォローするからかなと思います。”いいところに目をつけたね!” とか。だから、みんなバンバン意見を言えるんだと思います。私が日本にいた時には授業で発言するなんてほぼ無かったですが、発言するのが怖くなくなりました。

少しそれますが、主要科目も、ほぼ将来に役立つものしか習わないです。私の先生は、SAT(アメリカの大学出願の際に、提出を求められる英語と数学の統一テスト)の数学セクションは、ビジネスで役立つものしかないと言っていました。日本で習う、学問の’数学’ より簡単ですし、何より役に立つと分かっているから、数学が好きって思う人は多いのではないでしょうか。ビジネスで役に立つことをたくさん習ったり、数学の授業やテストで計算機が使えたり、アメリカ人は合理的だなとも思います。

アイデンティティー

年齢関係なく、アメリカにいる人はとっても名前を覚えてくれるのが早いです。日本人でも名前が被ることは多くあるけれど、きっとアメリカの方が名前の種類が限られていると思います。(イザベラとかジョンとか) そんな中、みんな一回か二回で名前を覚えてくれます。特に先生たちが数日くらいですぐに顔と名前を完全に覚えているのは、日本の先生が一ヶ月ほど名簿を見ながら出席をとっていたのと比べて、いつも驚きます。アメリカでアイデンティティーはとても大切なんだと思います。

インスタグラムでもアメリカと日本の違いをよく見つけます。驚いたのは、誰かが大学に受かるとその友達たちがインスタグラムのストーリーで、大々的に合格をお祝いしていることです。もちろん大学名を出して。自分が行く大学に誇りを持っているのだと感じます。さっきの話に戻りますが、自分の大学を好きって思えるのは自分が興味のあることを学べる!って思って入学するからだと思います。私の日本の友達や先輩はやりたいことがないけれど、とりあえず大学に入るってよく聞きます。いろいろな理由があると思いますが、日本の学校が提供する選択授業の少なさや、選択授業を始める学年の遅さが一つの原因だと思います。

もうひとつ。写真を投稿すると必ずコメントしてくれます。例えばgorgeousとかcute!!とか。何より誕生日のときの投稿のコメント欄はすごいです。ある友達は50人くらいからおめでとうメッセージが来てました笑 日本でそんな習慣みたいなものはないと思います。

そしてジェンダーについて。やっぱり多くのアメリカ人の皆さんは、女性が活躍でき、居心地のいい環境を目指していると思います。副大統領にカマラ・ハリス氏が選ばれたのは世界中の人々に女性のパワーや大切さを証明したと思います。IOCの森会長の失言についていち早く反応したのも、アメリカのTIME誌ですし、フェミニズム的な考えは少なくとも日本よりも広がっています。何よりジェンダーについては学校で必ず触れるトピックです。歴史の授業や、イングリッシュの授業でも詩や絵の分析で話し合います。(Frida Kahloの絵やMargaret Atwoodの詩)
下の写真は、絵と詩が持つフェミニズム的な繋がりを見つけるというイングリッシュの課題です。

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色々なアメリカの教育や習慣を見ていると、アメリカ人は本当に自分の好きなこと、アイデンティティーを重視していると思います。そしてそんな自分と違う誰かにすごく興味がある人が多いと思います。(名前をすぐに覚えてくれたり、インスタグラムの投稿にコメントしてくれる) だから、アメリカにいる人は自分を型にはめたりしようとせず、柔軟なのかと思います。

初めて書かせて頂いたので、口調など分からず、少しぎこちなくてごめんなさい!そして日本の高校にもたくさんいいところがありますし(個人的には、日本の体育祭とか文化祭は青春そのものだと思います笑)、アメリカの教育が一番とかは全く思っていません。 まだまだ知らないアメリカをこれからも色々な人に知ってもらえたらいいなって思います!

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